活かしバケツを改良/泳がせ釣りの活き餌用

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泳がせ釣りの活き餌とする小魚を生かすためには設備が必要ですが、最も簡便で確実な方法が、海中に置く スカリ や 活かしバッカン です。自作なら100円ショップのプラスチックバケツに穴を開けると、安上がりです。

上の写真はその自作バケツですが、身(本体)の下部に穴を開けていない訳は、地上に引き揚げた際の魚のスレ傷を防ぐためです。アジの場合に顕著ですが、互いのゼイゴで傷付けあって保ち(生存時間)が悪くなります。(全面網のスカリや活かしバッカンでも起きます。)

バケツの全面に穴を開けないことにより、水の入れ替わりが不十分なために魚が酸欠で弱る傾向があるので、蓋部分の開孔率を更に高める第二次の改良を加えました。

自作で蓋をステンレスメッシュに替えたのですが、これには少しばかり手間がかかりました。当初は市販の ステンレスざる の利用を考えましたが、実寸に不安があるので、バケツ現物に合わせて蓋を自作しました。

ダイソーにもサイズ的に使えそうな200or300円のステンレスざるが有りましたが、強度(線材が細い)と材質(SUSの種類)に不安があり、ゴミになることを恐れて避けました。

今回はちょうど 獣害防止 に使うために手元に在った物を利用したので材料には困らなかったのですが、この ステンレス亀甲ネット はホームセンターの切り売りに無いと、少量の入手は難しいようです。

作り方は、亀甲網の中に 硬質ステンレス線 を円形に縫い刺して通し、その外側で亀甲アミをニッパーで切断して、端をラジオペンチ折り返して止めるだけです。難しい技術はありませんが、根気の要る仕事でした。

参考ですが、亀甲網の切断には 強力ニッパー が無いと難儀するでしょう。このニッパーは、パチンパチンと小気味よく切れる優れ物です。

バケツの身への網蓋の取付は2点で、固定する側は5mm径の ショックコード で結び、開閉する側は モビロンバンド と自作フックで着脱できるようにしました。



主材料の亀甲網が計算上は1枚分約300円だったので、蓋付きバケツの100円と比べると高価ですが、さて効果のほどは如何なものでしょうか。

見た限りでは、開孔率が大きく向上していますので期待はしていますが、結果は分かり次第追記します。

なお、本記事のプラスチックバケツは、以前にダイソーで108円で購入したと記憶していますが、今は廃番のようで見かけません。残念。

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