電気浮き(YF-881)故障を自作で改造修理-3


昨日の 耐熱耐久テスト の結果は、

開始時刻  09:30
電池電圧    1.30v
出力電圧    2.00v

終了時刻 17:30
電池電圧   1.00v
出力電圧   1.75v

特に発火事故になるような問題は起こらなかったのですが、使用に耐えられる明るさの持続時間がかなり短かったです。昼間の目視でしたが、推定の実用時間は3時間も有ったかどうか。

電気浮き(YF-881)の製品仕様では、アルカリ単3乾電池で24時間とうたっているので、3時間はかなり悪い結果です。

基板が過熱気味だったことだけからみても、電気が光でなく熱に変わって失われたように感じます。過電流が流れていたのでしょうか・・。

左が右に納まる予定

バラの部品を仮接続でテストするのが難しいので、電源電圧昇圧コンバータ とLED素子 (発光ダイオード)を半田付けで組み付けながら、テスターを当てていきました。


組み上がって、電池をつないで電流を測定してみると、な、なんと 300mA も流れました。If (絶対最大定格の順電流)が30mAのLEDだったので、10倍もの電流を流したことになります。

LEDは壊れたのか否か?? 壊れそうな物を作ってはダメです。手間とお金が無駄になります。

やはり、すっかり記憶の彼方に失せているオームの法則を発掘しないとダメのようです。

ここまで来て挫折はあまりに情けないので・・。理科の教科書は無くても、Webが助けてくれるので、気持ち一つです。

えーっと、基本は、

電圧をV (単位はV)、電流をI (単位はA) とすると …… V=R・I で表される関係のことです。ここでRは電圧Vと電流Iの比例定数で、これを電気抵抗または単に抵抗 (単位はΩ) と呼んでいます。

それで、今回の場合には、

「順電流値」はLEDに流せる順方向の電流値で、この値以上の電流値での使用はLEDの寿命を縮めます。

そのため、LEDにとっては大きすぎる電圧で使用する分、抵抗を使用してLEDに流れる電流値を制御する必要があります。

各仕様を把握したところで、必要になる「抵抗値」を求めます。

(電源電圧-順電圧値)÷ 流したい電流値(A) = 抵抗値(Ω)


実際には、LEDにかける電源電圧が3.3V、LEDの電圧(Vf)が2.2v、流す電流が最大で20mAなので、

R = (3.3-2.2)/0.02 = 55(Ω) ということになるようです。

55Ωの抵抗。こんな部品を買ったことがないので、さっそくAmazonで安いものを探してみました。55Ωぴったりというのは無いようです。

抵抗器100オーム1W というのがあったので、これを並列で使用して50Ωとすることにして、さっそく注文しました。

いろいろ考えている内に、気が付きました。今回は3.3vへ昇圧するのですから、それをそのまま使うの物なら、抵抗不要で使えそうです。

ついでに DC3v仕様の白色LED も注文しました。

高価な国内物なら2.3日で届きますが、どちらもチャイナポストですから、2週間ですね、目安は。あー、また完成が遠のきました。実際に使うのは秋以降なので支障はないのですが、気が抜けます。


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