電気浮き(YF-881)故障を自作で改造修理-4
電気浮きの改造に必用な部品の 抵抗器100オーム1W と DC3v仕様の白色LED が届いたので、さっそくDIY作業を再開しました。
届いた物を袋から出して数えてみると、抵抗器の10本はピタリでしたが、70本で195円のLEDは+3本の73本ありまた。
中国直送の物の場合には、数不足もままあるようなので、今回はラッキーでした。
工作開始。まずは 前回 使った基盤から2.2vLEDを外して、3vの新物に交換しました。
基盤からの出力は3.3vなので、0.3vオーバーとなります。過電流防止のために、抵抗器を入れて電流を制限し、
20mA流すには R = (3.3-3.0)/0.02 = 15(Ω)
30mA流すには R = (3.3-3.0)/0.03 = 10(Ω)
この程度の抵抗を入れるのがセオリーということのようです。相変わらず自信は無いのですが。
実際に100Ωの抵抗器を回路に入れて試してみると、1本のみでは抵抗が大き過ぎるようで、蛍の明るさにも足りないくらいです。2本並列にした合成抵抗50Ωでも、明るさが電気浮きとしての実用には足りません。3本並列の33Ωでもかなり暗くて、んー。
浮きの内部は狭いので、抵抗器をたくさん入れることもできないし・・・。
いっそのこと、抵抗器無しではどうか。壊れたって、LEDはたくさんあるから大丈夫だし。
おー明るい。これなら使えます。でもこれでは155mAも流れています。いいのかなー、壊れないか? なにしろ販売者の規格データの説明は DC 3V-6V とあるのみですから。
やってみるしかないので、連続点灯テストをすることにしました。
電気浮き用LEDの連続点灯テスト
前回のテストでは基盤の過熱を心配しました。今回は触っても暖かい程度なので大丈夫とは思うものの、就寝中に自室の火事は困るので、陶器の皿に乗せて行いました。
開始時
電池電圧 1.26v
出力電圧 3.20v
電流量 155mA
終了時 (12時間経過)
電池電圧 0.83v
出力電圧 2.85v
電流量 32mA
途中経過としては、10時間経過くらいまでは必要十分な明るさを維持していて、終了近くになって明るさが急激に低下したという感じでした。
終了後に電池を変えてみたら復活したので、LEDの損傷は無かったようです。
というこで、この実験では 単三(AA)ニッケル水素電池1本(1900mAh) で、10時間程度の実用に耐えられることが確認できました。
ニッケル水素電池は、Max.1000回繰り返して充電が可能とうたわれているので、それを信じて計算すると、充電器をも含めた10時間当たりの電気代は、5円以下になるはずです。
それで電気浮きが使えるなら、ピン型のリチウム電池 はコスト的には高すぎて有り得ない選択でしょう。もちろん、対象魚や釣り方次第では、YF-881 は使えないケースもあるでしょうから、これが全てとまでは言えません。
塩分や衝撃などの過酷な環境下で使用する電気浮きですから、そもそもが消耗品ではありますが、なるべくコストは下げて、¥の心配なく釣りを楽しみたいものです。
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