車中泊用軽バン助手席に置く収納兼用テーブル


車中泊用にDIYした軽バンを1人用に特化すると、助手席のスペースはとても貴重です。その利用例として、自作の"助手席設置の収納兼用テーブル"の紹介です。

発泡スチロール箱を利用していますが、それには訳があります。

1. 丈夫で軽いこと
 肉厚次第ですが、ここで使うリンゴ箱は丈夫です。軽量なので移動も楽です。

2. 断熱性が高いこと
 中の物の温度変化をある程度は抑制できます。 カセットガスボンベを自動車内で安全に保管

3. サイズが手ごろなこと
 高さが左横方向の視界を遮らないので、違法になりません。

4. 安価なこと
 買えば安くはないですが、スーパーなど、無料で貰える所があります。処分費節約のためでしょう。

発泡スチロール製の10kg入リンゴ箱のサイズは

 外寸 47.7㎝×40.8㎝×23.3㎝
 内寸 43.3㎝×36.0㎝×20.5㎝
 容量 約 32L

・結構な容量があります。ちょうど助手席のシートに納まり、ドアやグローブボックスの開閉に干渉しません。ただし、シート座面がうしろ下がりなので、お尻の位置に物を置いてかさ上げします。(この例では900mlのペットボトルを使用)

カセットガスコンロ と 250gガスボンベ が立てて納まる

・収納内部の使い方はフリーですが、仕切りをしないと、運転中に箱の中で物が移動します。また蓋を外して持ち上げると両手がふさがるので、OPPテープを貼って丁番代わりにしています。窓ガラスが閉まっていれば、蓋を持ち上げるとそこで止まっています。

・天板の段ボールは、大きな箱から切り出して縁を作り、両面テープで箱に貼っています。上に置いた物が走行中に転がり落ちると危険ですから、フチは必要です。

雨中の食事・・2021.06.29_下北半島

・天板の上でごく弱火の カセットガスコンロ を使うことも可能です。もちろん換気用に窓を少し開けておいたり、ガス警報器 を付けるなどの細心の注意は必要です。

・急ブレーキをかけた際に箱が滑り出さないように、5mm径のショックコード で座席背もたれとともに、ぐるりと巻いて一体化しています。

この収納テーブル、どう見ても間に合わせ的で美しくはないのですが、気に入らなければ全体にお化粧を施せば良いでしょう。何しろ、ピッタリ納まる既製品を望むのはほぼ無理なのですから、自作です。


この収納兼用テーブルで気に入っていることは、運転中の小物(眼鏡、財布等)を置きやすいこと、走行中の湯沸かしができること、天板で直火を使えること、です。

湯沸かしに使っている カーケトル は静かな運転を励行すれば、ほぼ漏れることはなく、水から1.5時間ほどで沸騰水ができる優れ物です。ただし、湯沸かしや直火使用は、常識的には危険行為なので、あくまで事故自己責任です。

これも一つの方法ということで、ご参考に。

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