宇崎日新の磯竿[プロスペック磯KW4号遠投3604] の投げテスト

宇崎日新プロスペック磯KW 4号遠投3604 を、実釣ではありませんが、実際に近いスタイルで投げてみた結果です。仕様の錘負荷推奨範囲を超えて負荷を掛ける使い方を想定しているために、慣れない柔らかい竿をいきなり釣り場で試して折損するのが恐かったのです。

プロスペック磯KW 4号遠投3604 仕様・諸元

 全長(m) : 3.6
 仕舞寸法(cm) : 109
 継数(本) : 4
 自重(g) : 190
 カーボン含有率(%) : 55
 先径(mm) : 1.8
 元径(mm) : 21.6
 錘負荷(号) : 7-10
 適合ハリス(号) : 3.0-7.0

投げテスト


ロッド
リール
仕掛け(上から)
 浮き 12号負荷 樹脂空洞(ダイソー)
 六角オモリ 8 10 12 15号

飛距離 (目視と地図からの推定)
 08号錘 50m
 10号錘 55m
 12号錘 60m
 15号錘 62m

浜名湖内河川、追風2~5mの中で各5回以上投げたテストで、実際には一投ごとのバラツキがありましたが、追風ゼロに感覚修正した推定平均値が、上記飛距離m数値です。

錘負荷7~10号がメーカー推奨値ですが、実際に投げた感触では、15号でも無理している感じはなく、不安は覚えませんでした。非力な私の感触ですから、剛腕の人だと折損が無いと保証はできません。あくまで事故自己責任で。

両軸(ベイト)リールで挑む本格的な遠投カゴ釣りと比べると、飛距離は半分程度ですが、投げサビキ釣りならこの程度でも許容範囲には入ることが多いでしょう。

テストでは、浮きを外し、次いでロケットカゴも外して投げてみました。推定ですが、浮きで10m位、カゴで5m位の飛距離アップがありました。

いずれも空気抵抗が飛距離ダウンの原因のようです。これへの対処は、カゴについては自作素材の ロケットカゴ サイズSをSSに変更するしか方法はありませんが、収容量が少なくなるので変更は困難です。

浮きは、浮力さえ同じなら形を変えることで、空気抵抗を減らせそうです。そもそも、このテストで使ったのが、110円のダイソー浮きだったので、遠投性能がかなり劣る物でした。(今回で着水の衝撃による トップ折れ が2度目になったので、もう買いません。素材が固くて脆いポリスチレンかな?)

浮きに関しては、経験上は遠投性能が良くて糸絡みを回避できる 中通しウキ がベストだと思っていますが、交換に手間取ることと、電気浮きへの変身ができない?ので利用できません。

市販品にも、玉ウキタイプの 中通しLEDウキ は各種ありますが、これらは視認性に難ありで、遠投向きとはいいがたいです。それ以外にもケミカルライトの装着できる 中通しEVA遠投ウキ も市販されていますが、構造上の糸がらみの不安を感じます。でも、試してみる価値はあるかもしれません。

実釣では、朝マズメに釣ることが多いので、LED灯オンからLED灯オフへの変わり身の早さが必要になります。この制約をベースにおいて、自作の 現状品 の改良を目指します。

投げテストの結果は、まずまず納得の結果でした。飛距離については、安価なPEラインを上質な物に換えたり、ラインコーティング剤 を使うなどすれば伸びることは分かっていますから、必要に応じて対処します。

最後に、気付きを一つ。
テスト前に心配した 折損 ですが、これは杞憂だったようです。なぜなら、仕様の[適合ハリス(号):3.0-7.0]を見れば想像がつきます。7号ハリスで大魚と格闘しても折れないロッドなんですから、少しばかり重めの仕掛けを飛ばしたくらいでは、折れないのが当然でしたか。

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