小ガニを釣り餌用に冷凍保存する

凍結完了の小ガニ
クロダイ、キビレを筆頭に、ヘダイ、石鯛、スズキ、カサゴ、アイナメ、マゴチ、ブダイ、キジハタ、カレイ、マダコ、等々、遊漁者が釣りの対象とする魚介類の中には、磯の小ガニを好んで食べるものが多数います。

近所の海岸で、石をひっくり返して徒手採捕。1時間ほどで115匹獲れました。大小込みですが、買うと1000円の上ですから、良い遊びです。

夏には逃げ足が速くて追うのが大変でしたが、2024.11.08 には水温、気温も下がってきたので、いくらか捕まえやすくなっていました。

捕まえたカニは、冬の釣りのために冷凍保存します。冬にも全く居なくなることは無いようですが、人の目に触れにくく、動きも鈍くなるそうなので、この冷凍カニ餌で釣りに臨みます。

そのまま凍結すると団子状態になって、使用の際に壊れてハサミや足が外れるので、面倒でもバラ凍結します。他の魚類では、バラ凍結すると乾燥するのでアイスグレーズを掛けるところですが、カニの外殻は、、要らないかな?

小ガニの凍結保存手順

1. 海水又は真水で洗浄します。


2. 十分な量の(海)水氷に浸けた(上の)状態で、1時間ほど冷蔵庫に静置します。


3. ザルに揚げて水を切り、金属のバットにカニ同士が触れないように並べて、凍結します。
4. 凍ったら、蓋付き容器に移して冷凍保存します。

冒頭の写真では背と腹が反転しているカニが見えますが、凍結初期に自力で動いた物です。0℃の水中でも仮死状態で生きていたことの証です。

さて、この餌を使って冬の浜名湖で何が釣れるのか釣れないのか、実証実験してみます。クロダイ、カレイ、スズキ、??。水温次第でしょうが、おそらく 見えチヌ釣り はできず、深みへの ブッコミ釣り になるのでしょう。

凍結カニを針掛けして投入した時に、腹が上になると死んでいることが魚にばれてしまいます。そうならないような 針掛け が必要です。

補足 =獲り過ぎれば減る資源=
2024.11.08に採捕したカニが上の記事内容です。翌日も同じ場所で採捕しましたが、獲れたのは80匹でした。他からの補充(移動して来る)が無い定着性の水産動物は、そこで再生産される持続可能な範囲の利用にとどめないと資源は枯渇するでしょう。十分注意しながら利用することにします。

2025年の厳寒期に試した結果は、ここに追記します。

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