投稿

旅釣りをコロナ禍の中でより安全に敢行するために

イメージ
コロナウィルスとともに生きる生活も2年目に入り、行動自粛ストレスが限界に達している人は多いでしょう。 神奈川県と愛知県に挟まれた静岡県に住む私は、「県をまたいでの移動は控えてください」という呼びかけに、今年は初夏の今に至るまで県外へは一切出ずに従ってきました。 しかし、7月にオリ・パラが世界中から人を集めて開催されるとなると、考えを変えざるを得ません。 科学者が危険を指摘するイベントが許されて、比較的安全な自家用車での国内一人旅が許されないというのは、どうにも承服できません。 県をまたぐ~、は法的根拠のない自粛なので、これから先は、感染拡大状況を見たうえの自己判断と責任において、行動することにします。 人口の少ない田舎に暮らしているせいか、幸いにも昨日、高齢者の接種枠で早々と新型コロナワクチンの2回の接種が完了し、2週間後には効果が最大になるようです。 旅が自他に100%危険を及ぼさないと言い切ることはできませんが、閉塞感の中で心身を病む危険との衡量で、遠方への旅の解禁を決めました。 しかし、世の中には自粛が大好きで、エビデンスの無い自粛を他人に強要する輩が居るので、それも危険因子です。その危険を避ける方策を考えました。 A4半分の掲示物 旅先で車のナンバーにより排除、攻撃されることを防ぐために、"私は安全です" という趣旨の標識を車に掲示してアピールします。使い方を忘れかけてMSワードで作った物を、ラミネートしました。 これを車の左右と後ろの3か所に貼付けます。もちろんナンバーが変わらない地域内では使いません。かなーり恥ずかしい姿ですが、黙っていて身を守れないのは困るので、仕方ないですね。 これをいつまで使うのか、先の見えないコロナとの戦い、あるいは共存の道を示してくれそうにない為政者に頼れない以上は、自分で考えるしかありません。 それにしても、危機対処能力の無さを露呈してズブズブと沈んでいく日本は、どうなってしまうんですかね。こんな時にもし巨大地震や富士山噴火でも起きたら、そう思うと・・・。 やはり、本来はオリ・パラなんかやっている余裕は無いでしょう、無理矢理決行しそうですが。で、やっぱり秋には変異株感染 爆発 の地獄を見るのかな~。 まぁ、それはそれとして、今年も自分には釣れそうにない カラフトマス を求めて渡道できるのかも。掲示物一つで

小魚をコマセ無しで釣るには

イメージ
スズメダイ 岸壁でのファミリーフィッシングの定番が、小魚釣りです。アジ、カタクチイワシ、マイワシ、サバ、サッパ、コノシロ、メバル、イサキ、メジナ、スズメダイ、オヤピッチャ、カワハギ、ネンブツダイ、等々、なかなか魚種も多彩です。 ハゲ皮サビキで釣れた カゴカキダイ と クロホシフエダイ これが目的の釣りも十分に楽しめますが、私は小魚を活き餌にしてフィッシュイーター(魚食魚)を釣る釣り=泳がせ釣り をします。 そのために小魚を釣るのですが、これが簡単に釣れるときばかりではなく、 大いに苦戦 することも少なくありません。 浅場の岸壁に寄る子魚といえども、常時いるとは限らず、それらを釣るために回遊を待つことも少なくありません。 そのため、小魚はコマセで寄せてサビキ仕掛けで釣るのが一般的です。それを専門に釣るのであれば、コマセを使ったサビキ釣りではなく、同じ餌のアカアミを使ったトリック仕掛けがベストです。が、それなりの 道具 が必要になります。 私のように泳がせ釣りをメインにするのであれば、小魚を大量に釣る必要はありません。たまにポツポツ揚がる程度で十分です。それに向いた釣り方は? コマセ要らずの小魚の釣り方 以下の釣り方2種はいずれも、リールを使わない のべ竿 (軟調) を使うのが前提です。リール竿でもできますが、手返しが悪くなり、釣趣で劣ります。 1本針の見釣り これは澄んだ浅場で、餌付きの小針を針と餌(+ヨリモドシ)の重みだけで沈めていき、魚が針を吸い込むのを見て瞬時にアワセて針掛かりさせる釣り方です。 ほぼ確実に口唇に針が掛かるので、小魚へのダメージが少ない、活かすためには良い釣り方で、手返しも抜群です。 小魚の姿が見えないときは、そのまま置き竿にすることもありますが、この場合は針を呑まれることが増えて、針のロストが増えて効率が落ちます。 見釣りは主に明るい日中の方法ですから、ハリスの太さが問題になります。ナイロンの0.6号以下なら食いが悪いことはありませんが、縮れやすいので、 0.8号 以上を使いたくなります。高価なハリスなど無用で、普通のナイロンラインの交換頻度を上げるのが良いです。 針は、基本的には返しの無い針、バーブレスフックとかスレ針と称される物が向いています。返し付きの針の返しをペンチのようなもので潰すことでも、同様に使えます。 私が見釣りで主に使う

極小針をハリスに結ぶには

イメージ
左から 改良鮎エサ(金)1.5号  丸せいご1号  海タナゴ3号 袖(茶)3号   改良鮎エサ(白)2号 袖(金)5号 極小針というと、思い浮かぶのはタナゴやワカサギ用の針ですが、汎用の物では 袖針1号 あたりが使われるのではないでしょうか。ただし、実店舗ではあまり見かけないと思います。 ハリス付きの針だと、ハリスは0.2~0.4号位が標準のようです。確かに喰いは良いはずですが、切れなくても縮れるとNGですから、かなり頻繁に交換することになります。 んー、もう少し太いハリスが使いたいなぁーと思えども、市販されていない物は買えませんので、自分で結ぶしかありません。 さて、極小針に糸を結ぶのは、なかなか大変な作業です。若い人ならいざ知らず、老眼鏡のお世話になる者には厄介な仕事です。 そう思ったら、文明の利器を使うしかありません。そう、 針結び器  です。調べてみると、見た目が同じなのに結構な価格差があります。 もちろん安価な物は、中国から直送の物ですが、極小の針を巻くには、精度が必要なはずですから、遠慮せざるを得ません。 仕様と価格から判断すると ハピソン針結び器 細糸用 YH-713 が無難な選択のようです。 太糸(3~14号)用の  YH-714  は、舟釣りをする人向けのようで、陸っぱり専門なら YH-713 でほとんど間に合うでしょう。  私が使いたい針は、 丸せいご1号 です。比較対照すると、 袖2.5号 とほぼ同じサイズのようですから、実サイズ的には針結び器 YH-713の仕様(最小=袖針2号)からは外れていません。 結んでみると、2号ナイロンではこんな感じです。右が手結びで、左の針結び器使用の物より、きれいに見えるのは手前味噌でしょうか。いずれも増し締めはしています。 手持ちで最も小さい改良鮎エサ1.5号針に0.4号ハリスでは、手先は何とかなっても、目が限界です。比較するとどうでしょう、右が手結びです。 外掛け結びならともかく、どんな機構で内掛け結びをしているのでしょうか。小針のセットには少しの慣れが必要ですが、針結び器も細かな仕事をしています。 針結び器導入のそもそもの動機は、極小サバ皮サビキを作るためです。糸付きの針の上にサバ皮を被せて縛る作業もまた細かいので、せめて針結びは楽をしようという考えです。そのための針を結びました。ハリスはナイロン0

釣り用の魚形ホログラム集魚板を自作

イメージ
集魚板はカワハギ釣りやワカサギ釣りで使われる他、サビキ釣りでも使われます。効果あり、という評価を目にするので、作ることにしました。市販の 集魚板 を買ってもさほど高価な物ではありませんが、作るのも遊びの内です。 DIYのコンセプトは、海中で自由に動いてキラキラ&ユラユラ、です。浮力が大きすぎて浮き上がると上から垂れ下がるサビキ針に絡む恐れがあるので、ハリス+針と同調してゆっくり沈む程度を目指します。 ゆえに、素材の樹脂板は、比重が1.0以下のPEやPPではなく、1.34~1.39とされるPETを使います。 そして、魚形にすることによる?おびき寄せ効果?も狙い、製作サイズは、狙う小魚より小さ目の、50mm程度とします。 < 材 料 > PET薄板 (包装箱など) ホログラム粘着テープ (ダイソー) ナイロンライン2号 < 作り方 > 1. 紙に小魚の形を描きます。 2. その上にPET板を乗せて、細いフェルトペンでトレースします。 3. トレース線をナイフで切り抜きます。これが型になります。 4. 製作材料のPET板の上に型を乗せて、細いフェルトペンで型の内側をなぞって、形を写し取ります。 5. 写された線をハサミで切り出します。 6. ホログラム粘着テープを引き出した粘着面に5.を乗せ、折り返して包み、切り離します。 7.  中身の無い周囲部分を、ハサミで切り落とします。 穴開け済 8. 先端部分に ポンチ かドリルで穴を開けます。 自作のポンチで穴あけ ( 9. ナイロンラインをループノットで結びます。) 製作はもっと簡易にもできるはずですが、繰り返し同じものを作れるように、型作りをしました。 < 使い方 > 仕掛けの適当な場所に、ラインかスナップなどで接続します。 今回の自作には、少しばかり経緯がありました。先日小魚釣りをして、ほぼ ボウズを食らって しまったのです。 そもそも、私は狭い 軽バン 車中泊をする関係で、アミコマセは使いません。泳がせ釣り用の活き餌にする  小魚をコマセ無しで釣り ます。 いつもは澄んだ海水の場所で"見釣り"で小魚を釣っていたのですが今回初めて、常に濁り潮の場所でサッパを狙ったのです。 その際に周囲の釣り人を見ると、皆さんこの集魚板を使っていた

静かな車泊地/静岡県 磐田市

イメージ
本来の駐車スペース 福田漁港 ふくっぱ イベント広場 駐車場   国道150号線沿いには道の駅は1か所のみで、適当な車泊地が少ないエリアです。国道からは2kmほど離れますが、夜間は静かです。 駐車場にはトイレと水場があるので便利です。隣の"渚の交流館"では昼間は飲食できるほか、シャワー設備もあります。 コインシャワー 4室 使用時間:6:00~20:00(温水)左記時間以外は冷水になります。料金:5分間 200円。 温泉・銭湯は、袋井市の 和の湯 まで車で15分ほど。 とにかく広いです。本来の駐車スペース以外に、空き地があるので、夏祭りの花火のような大イベントでもない限りは、駐車できないことは考えにくい広さです。 ただ、広いだけに他人の迷惑を顧みない騒音発生源人が出没しないか気がかりです。こればかりは運任せになりますから、何とも言い難いところです。 今一つ気になるのは、広大なアスファルト舗装なので、暑い時期になると夜間の熱中症が心配です。 なお、ここに限りませんが、海辺の車泊地は開放感が好ましい反面、荒天、特に強風に見舞われると悲惨で、風向き次第では潮が飛来しますから、車中泊不可です。 この記事で紹介しているP泊地は、私的な判断で載せていますので、ここで公開するについての責任は一切負いません。閲覧者の自己責任で、情報としてご利用ください。 私の好みは、人が居ないか少ない場所で、集団で騒ぐ無神経な人間が泊まる可能性が少なそうな、マイナーで静かなな場所です。 主に公園や公共施設の駐車場や公有地で好適な場所を選ぶように心がけています。そのような場所は国費が投入されて設置されている場合がほとんどですから、国民の財産でもあります。したがって、明確に車中泊が禁止されておらず、迷惑を掛けずに使用する限りにおいては、使用を妨げられるいわれは無いものと考えます。ただし、一般の駐車スペースはキャンプ場ではないので、1台分の駐車スペースを越えて車外でキャンプ行為をするのは目的外使用にあたるため、使用は控えるべきだと思います。

遠州・福田漁港で泳がせ釣りを試してみたら

イメージ
2021年4月は西風が止まず低温が続き、続きで水温も低めなので、竿を出すチャンスが無いままに下旬に入ってしまいました。 フラストレーションが高じてきたので、風の条件が許すわずかの時間を狙って釣行しました。 01:45に目覚め、支度をして走り、着いてからのんびりカップ麺などすすっていたら、空が明るみはじめてあわてました。 調べると日の出がちょうど5時頃。そんなに早くなっていたのですね。だから4時にはすでに天文薄明というわけです。 あわてて支度したのは、まずは面倒な泳がせ釣りでした。活き餌用の小魚が釣れないと無駄になるのですが、何か1尾位は・・。 続いてのべ竿での小魚仕掛けです。支度が終わって少し経ったらキャップランプは不要になり、釣り開始したのが5時少し前でした。 次々とやって来た釣り人が、支度を急いで竿を出します。皆さんサビキとトリックですから小魚で、多分サッパ狙いのはず。 私にもお恵みを、とは思うものの、他の皆さんのようにコマセを使うわけではないので、なかなかアタリが出ません。 イカ餌にもサバ皮の擬餌針にも反応が無いので、改造した ロケットカゴS  を付けてパン粉やドライペレットを入れてみましたが、、ダメ。 日の出頃にトリック仕掛けの人に釣れていたのは、小さなヒイラギでした。うーっ、小さい。遠目には100円玉のように見えました。 見てしまったので、仕掛けを変更。それまでの 袖5号針・ハリス1号 から ヤマベ2号針・ハリス0.4号 に落としました。付けエサの イカの塩辛風 米粒サイズを、更に半分にして臨みました。 頻繁にアタルなら手持ちで頑張りますが、こんな時は置き竿です、この日のために先日作った タックルボックス用竿掛け に竿を預けて、ひたすら待ちの釣りです。 気まぐれヒイラギが通りがかりに餌を口にして、置き竿の先端がお辞儀したのは、6:16でした。 釣れたのは6㎝位の小さなヒイラギでした。さっそく泳がせ仕掛けで背掛けして、底から0~3mを泳がせる設定で、岸壁から20mほど先に投入しました。 さてさて、何が来るのか来ないのか。まだ朝マズメの時間帯でしたから、淡い期待のようなものを胸に秘め・・ ・・・で、結局のところ、終了時間の8:00まで、小魚も大魚もなにも釣れずに、ほぼボウズとなりました。 隣のベテラン氏は、10L位のバケツ3つに満タンの海水を汲み置いて用意

釣り用タックルボックスに付ける竿掛けを自作

イメージ
置き竿の釣りで使う竿掛けには色々なタイプがありますが、市販品で最も簡便なのが、タックルボックスやクーラーボックスに取り付ける物です。 気に入って使っていたタックルボックスに鉛の錘を収納している関係で重量がある(3.915kg)ので、これにセットできる物を考えていました。 市販品から探すと、 第一精工 カケ太郎1号 はなかなか優れ物のようですが、タッピングビス止めでは十分な強度の確保が難しく、貫通させるボルト止めでは、内側にボルト頭かナットが張り出します。 ENOYO 竿掛 も良さそうですが、サイズが小さいのが難点でしょう。あくまで仮置き程度のように思います。 私の タックルボックス の樹脂本体は、肉が厚くて強度がありそうなので、邪魔にならない所に穴を開けて脱着できる竿掛けを考えました。 同じシリーズ  の物であれば、同様にできるでしょう。 自作竿掛けの必要条件 1. 使用に耐え得ること 2. 自分のDIY能力で製作可能であること 3. かさばらず軽量であること 4. 着脱が容易であること 5. 安価であること 私の普段使いのタックルの最重量のコンビが、 4-450遠投ロッド + スピニングリール 合わせて610g なので、これをセットして倒れなければOKとします。 かさばらず、軽量で、脱着容易で、安価、となると線材(丸棒)の細工に決まりです。 < 材 料 > ステンレス丸棒   (軟質) 外径 = 3mm シリコンチューブ  内径 = 3mm 製作費は、1セット当たり材料価格で300円位です。 < 作り方 > 1. ステンレスの丸棒を写真のように曲げて、左端を切って2種類のフックを作り、シリコンチューブを被せます。切断には ワイヤーカッター か 金鋸 が必要です。 2. タックルボックス本体に、ドリルで3.5mm径の穴を開けます。この時に、奥に向かって斜め下向きに、次の壁も貫通するように開けます。穴開け位置は掛ける竿に合わせて、適宜決めます。左右どちらに置いても使えるように、2種類のフックの穴を左右対称に開けておくと便利です。2種のフックは、その次の壁で止まる長さに作ります。 竿掛け 製作上のコツとヒント ・ ステンレスの軟質材は、3mm径になるとかなり硬いので、曲げる際に滑ると危険です。ペンチやプライヤーなどでしっかりつか