投稿

東北への旅釣り 2/4 下北半島南部・西部 編

イメージ
下北半島佐井村がんかけ公園 からの眺望 2021.06.27 (7日目) 三沢漁港で起きて釣りの真似事を始めたのが5時半。港内は浅く、いつも通りのノーヒット。 あちこち見て歩くと、人の群れに魚が付いたようで、中羽のマイワシが寄っていました。 群れるのが不得意なので、漁港内堤防先端に朝食場所を確保して、一応は竿を出しておきました。 イカタン餌に寄って、スレ掛かりで揚がったのは、名称不詳のヒトデでした。反転させ、細かな脚様の物が動いているのを初めて目にしました。うー、サブッ。 北上して三沢飛行場周辺多目的広場でトイレを借りようとしたら、大小ともに詰っていて使用不能でした。米軍基地対策のお金でできたように見える施設ですが、管理がダメです。水場もあるので、車中泊に使えそうですが、看板の文言の解釈次第ですね。 下北半島に入り、脇野沢漁港を見ましたが、昼間ゆえか釣れずに帰る釣り人に会っただけでした。 すぐ隣の 愛宕山海水浴場 はそれなりに立派な施設ですが、使う人と時期はごく限られるのでしょう。贅沢ですね。 九艘泊漁港 で水中を見ると何やら魚が動いたので、正体を確認すべく竿を出してみましたが、相手にされませんでした。堤防上のカップルの♂がルアーを投げていましたが、♀にイイトコロを見せられずに、引き上げていきました。 温泉に行くために同じ道を引き返すのが釈然としないので、地元の人に確認したうえで、山中の道を北上しました。 さすがのGoogleマップのナビも案内しない道を進むと、途中からは細道を指示しました。イタドリが覆いかぶさり、一部はダートなので、普通の人には勧めないのが無難です。 入浴  脇野沢温泉/青森県むつ市 泊地  道の駅 わきのさわ 駐車場 2021.06.28 (8日目) 北上して 仏ヶ浦展望台 からの眺望を期待しましたが、霧に阻まれました。 福浦漁港では、「アンタこんな所まで何しに来たんや、ひょっとしてヒマ人か?」とカモメに聞かれましたが、答えに窮しました。「はぁ、まぁ、そのぉー」 底がくっきり見える港内でルアーを投げてみましたが、言うまでもなくノーヒット。堤防の付け根部分に、軽トラックがしばしば訪れて生ごみを投棄するせいか、大きなボラが居ついて居ましたが、狙っても釣れず。 あちこち寄り道しながら、たどり着いたのは仏ケ浦観光遊覧船の基地になっている佐井漁港。 こ

東北への旅釣り 1/4 東北太平洋沿岸北上編

イメージ
東北・下北半島への旅で釣れた魚は・・ 6/21~7/5 14泊15日 地元の東海地方は早々と釣り入りしたので、高温と湿気から逃げ出して、人が少なく涼しい東北で釣りをしようと旅に出ました。せっかく行くのですから、大間のマグロを味わうのも、密かな目的。 車中泊では初めて訪れる東北が、どんな魚と温泉で歓迎してくれるのか、、。 小名浜港・サンセット・ピアパーク 2021.06.21 (1日目) 旅の初日は、海無し県へ走るだけでした。高速道路を使わないことを基本にしている私は、浜名湖岸から山梨県に向かい、雁坂峠を越えた埼玉県の山中で初日の行程を終えました。 入浴  みとみ笛吹の湯/山梨県山梨市 泊地  道の駅 大滝温泉 駐車場 2021.06.22 (2日目) 首都を避け、未明の埼玉県、栃木県、茨城県を走り抜けて福島県いわき市へ。 震災復旧工事中のいわきサンマリーナを訪れました。シャワーや水場が使えますが、施設自体が夜間は立ち入れないのでは、利用価値は限られます。昼寝に使いました。 広大な小名浜港で公認で釣りのできる冒頭の写真の2号ふ頭のサンセット・ピアパークを見ましたが、釣り人は皆無。車の入れるココ西側には大勢いて、盛んに小サバを釣っていました。 泊地を探してウロウロし、たどり着いた小名浜漁港堤防でルアーを投げてみましたが、ノーヒット。投げ釣りで底物を狙っていた人に釣果があったのかどうか、視認できず。 入浴  いわき市 南部清掃センター 想いの家/福島県いわき市 泊地 小名浜港 漁港堤防上 2021.06.23 (3日目) 起き抜けの小名浜港で、ノーヒット。 早朝に来た地元人に聞くと、時期には青物が入るので、泳がせ釣りで狙うのだそうな。この日もその支度で来ていたようですが、コマセを撒いて寄るのがクサフグだけなので、活き餌用の小アジが釣れないと判断して帰られました。 東日本大震災遺構 旧女川交番 3.11被害のフクシマ浜通りから女川まで走る間に、津波+原発の爪痕を拝見しました。 夕マズメの女川漁港内、カモメの糞だらけの岸壁で、ノーヒット。 道を挟んで女川港の岸壁という駐車場を見つけました。水場もあり、後ろにはトイレも完備ですから、今夜の泊地はここに決まり。そう心に決めて、夕刻にJR駅併設の"女川温泉ゆぽっぽ"に行くと、休業の貼紙がありました。 突然や

軽バンの運転席にロッドを収納する

イメージ
軽バン車中泊の釣り竿置き場を増設 車内の狭い軽自動車でも元のまま、ごく普通に ロッドホルダー を使ってロッドを置くのなら、特殊な竿でなければ困らないはずです。 けれども車中泊仕様の軽バンで、作り付けの家具やカーテンを設置している私のような場合には、普通のロッドホルダーが使えずに悩みます。メインの置き場は バックドア内側上方 ですが、他にも分散させています。 従来ルアーロッドは、収納の制約からダイワのクロスビート 965TMFS(廃番)を主に使ってきました。その最大の理由はテレスコだからです。コンパクトで強く気に入っていますが、5本継ぎの振出のためにセットに時間がかかることと、ガイドが弱いことに難がありました。 小場所でササッとお気楽に釣り開始するには、やはり並継ぎの2ピースの方がベターです。これがリールからラインまでセットしたまま収納されていれば、1か所を継ぐだけですぐに釣り開始できます。 それを目指して新たに開拓した収納場所は、運転席の頭と収納棚との間のわずかな空間です。ただし、運転手の視界をさえぎると違法になりそうなので、視界に入らないことが条件になります。 収納 設置後 ここに置ければ、乗降の際に自分とともにロッド一式を積み降ろしできるので、他のドアの開閉すら無い、理想的な手軽さです。 収納位置に合わせたロッドの選択 先に場所ありきのロッドの選択は本末転倒のような気もしますが、これも仕方ありません、空間有限ですから。 スズキエブリィDA17V だと、この場所に置ける長さ限界は約120㎝です。ロッドの呼び長さの7.6ftクラスがギリギリ置けそうです。 が、少し余裕を持たせると、その下の・・・スペックや価格を考えてたどり着いた結果は、 OGK 海のルアー竿カーボン ULSC70ML 70ML というロッドでした。 "海のルアー竿"というあまりにもベタな名前に苦笑いしてしまいましたが、使えるのなら文句はありません。カーボン99%の109gは上等ですが、ガイドは大丈夫なのか、ちょっぴり心配です。 価格で最強の OGK ベーススティック602MLS BAST602MLS にもひかれましたが、グラス竿は重さで凝りているので、NG。それに安すぎてチョット怖い、です。 ロッドホルダーを自作 置き場所とロッドは決まったものの、どうホールドするのか。

旅釣りをコロナ禍の中でより安全に敢行するために

イメージ
コロナウィルスとともに生きる生活も2年目に入り、行動自粛ストレスが限界に達している人は多いでしょう。 神奈川県と愛知県に挟まれた静岡県に住む私は、「県をまたいでの移動は控えてください」という呼びかけに、今年は初夏の今に至るまで県外へは一切出ずに従ってきました。 しかし、7月にオリ・パラが世界中から人を集めて開催されるとなると、考えを変えざるを得ません。 科学者が危険を指摘するイベントが許されて、比較的安全な自家用車での国内一人旅が許されないというのは、どうにも承服できません。 県をまたぐ~、は法的根拠のない自粛なので、これから先は、感染拡大状況を見たうえの自己判断と責任において、行動することにします。 人口の少ない田舎に暮らしているせいか、幸いにも昨日、高齢者の接種枠で早々と新型コロナワクチンの2回の接種が完了し、2週間後には効果が最大になるようです。 旅が自他に100%危険を及ぼさないと言い切ることはできませんが、閉塞感の中で心身を病む危険との衡量で、遠方への旅の解禁を決めました。 しかし、世の中には自粛が大好きで、エビデンスの無い自粛を他人に強要する輩が居るので、それも危険因子です。その危険を避ける方策を考えました。 A4半分の掲示物 旅先で車のナンバーにより排除、攻撃されることを防ぐために、"私は安全です" という趣旨の標識を車に掲示してアピールします。使い方を忘れかけてMSワードで作った物を、ラミネートしました。 これを車の左右と後ろの3か所に貼付けます。もちろんナンバーが変わらない地域内では使いません。かなーり恥ずかしい姿ですが、黙っていて身を守れないのは困るので、仕方ないですね。 これをいつまで使うのか、先の見えないコロナとの戦い、あるいは共存の道を示してくれそうにない為政者に頼れない以上は、自分で考えるしかありません。 それにしても、危機対処能力の無さを露呈してズブズブと沈んでいく日本は、どうなってしまうんですかね。こんな時にもし巨大地震や富士山噴火でも起きたら、そう思うと・・・。 やはり、本来はオリ・パラなんかやっている余裕は無いでしょう、無理矢理決行しそうですが。で、やっぱり秋には変異株感染 爆発 の地獄を見るのかな~。 まぁ、それはそれとして、今年も自分には釣れそうにない カラフトマス を求めて渡道できるのかも。掲示物一つで

小魚をコマセ無しで釣るには

イメージ
スズメダイ 岸壁でのファミリーフィッシングの定番が、小魚釣りです。アジ、カタクチイワシ、マイワシ、サバ、サッパ、コノシロ、メバル、イサキ、メジナ、スズメダイ、オヤピッチャ、カワハギ、ネンブツダイ、等々、なかなか魚種も多彩です。 ハゲ皮サビキで釣れた カゴカキダイ と クロホシフエダイ これが目的の釣りも十分に楽しめますが、私は小魚を活き餌にしてフィッシュイーター(魚食魚)を釣る釣り=泳がせ釣り をします。 そのために小魚を釣るのですが、これが簡単に釣れるときばかりではなく、 大いに苦戦 することも少なくありません。 浅場の岸壁に寄る子魚といえども、常時いるとは限らず、それらを釣るために回遊を待つことも少なくありません。 そのため、小魚はコマセで寄せてサビキ仕掛けで釣るのが一般的です。それを専門に釣るのであれば、コマセを使ったサビキ釣りではなく、同じ餌のアカアミを使ったトリック仕掛けがベストです。が、それなりの 道具 が必要になります。 私のように泳がせ釣りをメインにするのであれば、小魚を大量に釣る必要はありません。たまにポツポツ揚がる程度で十分です。それに向いた釣り方は? コマセ要らずの小魚の釣り方 以下の釣り方2種はいずれも、リールを使わない のべ竿 (軟調) を使うのが前提です。リール竿でもできますが、手返しが悪くなり、釣趣で劣ります。 1本針の見釣り これは澄んだ浅場で、餌付きの小針を針と餌(+ヨリモドシ)の重みだけで沈めていき、魚が針を吸い込むのを見て瞬時にアワセて針掛かりさせる釣り方です。 ほぼ確実に口唇に針が掛かるので、小魚へのダメージが少ない、活かすためには良い釣り方で、手返しも抜群です。 小魚の姿が見えないときは、そのまま置き竿にすることもありますが、この場合は針を呑まれることが増えて、針のロストが増えて効率が落ちます。 見釣りは主に明るい日中の方法ですから、ハリスの太さが問題になります。ナイロンの0.6号以下なら食いが悪いことはありませんが、縮れやすいので、 0.8号 以上を使いたくなります。高価なハリスなど無用で、普通のナイロンラインの交換頻度を上げるのが良いです。 針は、基本的には返しの無い針、バーブレスフックとかスレ針と称される物が向いています。返し付きの針の返しをペンチのようなもので潰すことでも、同様に使えます。 私が見釣りで主に使う

極小針をハリスに結ぶには

イメージ
左から 改良鮎エサ(金)1.5号  丸せいご1号  海タナゴ3号 袖(茶)3号   改良鮎エサ(白)2号 袖(金)5号 極小針というと、思い浮かぶのはタナゴやワカサギ用の針ですが、汎用の物では 袖針1号 あたりが使われるのではないでしょうか。ただし、実店舗ではあまり見かけないと思います。 ハリス付きの針だと、ハリスは0.2~0.4号位が標準のようです。確かに喰いは良いはずですが、切れなくても縮れるとNGですから、かなり頻繁に交換することになります。 んー、もう少し太いハリスが使いたいなぁーと思えども、市販されていない物は買えませんので、自分で結ぶしかありません。 さて、極小針に糸を結ぶのは、なかなか大変な作業です。若い人ならいざ知らず、老眼鏡のお世話になる者には厄介な仕事です。 そう思ったら、文明の利器を使うしかありません。そう、 針結び器  です。調べてみると、見た目が同じなのに結構な価格差があります。 もちろん安価な物は、中国から直送の物ですが、極小の針を巻くには、精度が必要なはずですから、遠慮せざるを得ません。 仕様と価格から判断すると ハピソン針結び器 細糸用 YH-713 が無難な選択のようです。 太糸(3~14号)用の  YH-714  は、舟釣りをする人向けのようで、陸っぱり専門なら YH-713 でほとんど間に合うでしょう。  私が使いたい針は、 丸せいご1号 です。比較対照すると、 袖2.5号 とほぼ同じサイズのようですから、実サイズ的には針結び器 YH-713の仕様(最小=袖針2号)からは外れていません。 結んでみると、2号ナイロンではこんな感じです。右が手結びで、左の針結び器使用の物より、きれいに見えるのは手前味噌でしょうか。いずれも増し締めはしています。 手持ちで最も小さい改良鮎エサ1.5号針に0.4号ハリスでは、手先は何とかなっても、目が限界です。比較するとどうでしょう、右が手結びです。 外掛け結びならともかく、どんな機構で内掛け結びをしているのでしょうか。小針のセットには少しの慣れが必要ですが、針結び器も細かな仕事をしています。 針結び器導入のそもそもの動機は、極小サバ皮サビキを作るためです。糸付きの針の上にサバ皮を被せて縛る作業もまた細かいので、せめて針結びは楽をしようという考えです。そのための針を結びました。ハリスはナイロン0