ハクビシンの駆除は素人でも可能 2/6

ハクビシン駆除用の箱罠の選択と入手

箱罠はかさばるし重いものですから、選択を誤って使えないと始末に困ります。対象や使用方法などをよく検討して入手する必要があります。

1. 箱罠の種類と大きさ

ハクビシン用と称して市販されているものは、その多くは本体が鉄の線材で作られ、トラップが踏板式と吊餌式の2タイプです。

大きさは、対象動物に合わせて各種販売されていますが、罠サイズが小さいと、完全に扉が閉まらないために逃げられることがあるようなので、ワンサイズ上を選ぶのが確かだと言われています。

また、ハクビシンは捕獲後に脱出を試みて 大暴れ (ハクビシンの捕獲作業10日目)することがあります。その際には線材が曲がるほどの力が加わり、転倒の可能性もあります。安価=軽量=脆弱 な物は避けた方が無難です。

2. 箱罠の入手方法

DIYで自作するということも不可能ではないと思いますが、かなりの時間を要することが容易に想像できるので、購入するのが現実的でしょう。

現品を展示販売していれば店頭購入も可能ですが、取り寄せるくらいなら、通販の方が手っ取り早くて安いのが現実です。

私は アマゾンで探し て 種類、サイズ、レビュー、価格などから、冒頭の写真の 小動物キャッチャー(大) を購入しました。難点は折りたためない分だけ場所をとることですが、折り畳み式には強度の不安を感じました。捕獲時の暴れ具合を見て、結果の正解を実感しました。縦置できるので、さほど場所はとりません。

3. 箱罠購入資金に補助金の利用

購入にあたって調べると、私の居住地域では行政から補助金が受けられます。補助率=1/2なので、金額にするとわずかに5000円程ですが、暇があるのでお付き合いすることにしました。

国の法律と事業が元になっているので、有害鳥獣被害の多いような自治体では、制度化されている場合が多いようです。

ただ、ここで問題になるのが、対象者です。補助対象者を農業者に限定しているか否かで、素人の家庭果樹(菜園)への適用可否が分かれます。(当地では、前年まで素人は対象外でした。)

仮に補助対象となっても、手続きの手間を考えたら、割に合いませんが、いずれにしろ役所から許可を得なければできない鳥獣の捕獲なので、補助金はついで程度に考えるのが妥当でしょう。

 補助申請の実際的問題

2.に書いた通販利用では、印鑑押捺のある見積書、請求書、領収書が交付されません。これらの書類を役所が求めると、実行不能に陥り、JAやホームセンター等の実店舗に取り寄せ依頼することになるでしょう。

幸いなことに、私の住む自治体ではハンコを求められなかったので、Web上で発行される書面を印刷して提出し、手続きが完結しました。


コメント