ハクビシンの駆除は素人でも可能 3/6

ハクビシン駆除の実際

ハクビシンの箱罠での捕獲は、実際にはなかなか難しいと言われます。私の趣味の釣りもそうですが、生き物を捕獲することは容易ではありません。相手は命がけですから。

 箱罠設置の時期

普段から周囲に痕跡があり、その存在がうかがえるようなら、被害予防的な捕獲も可能ですが、特定の時期だけ来襲するのであれば、その時に捕獲するしかありません。

私の場合には後者で、突然の来訪がサインとなりました。想定よりかなり早い日に、いきなり食害が発生したのです。

過去の経験では、おそらくハクビシンは1匹でしたが、ブドウの実が尽きるまで毎夜連続して来て、ブドウを2房ずつ食べて、ついには葡萄棚の実を完食しました。

これをただ見ているしかなかったのは、立ち入りを防げなかったのと、ぶどう棚の上からうなり声をあげて威嚇された恐怖心からです。もっとも、ブドウの実は全て裂果して、食用にはならない物だったのですが。

その経験があったので、今回の被害発見の際には、その日の内に箱罠を設置しました。

 箱罠の設置場所

設置する前に、金属臭を和らげるために雨ざらしにしたり、自然由来の匂いを付けたりすることもあるようですが、私の購入した 箱罠 は樹脂コーティングした黒い物だったので、省略しました。

設置場所はハクビシンの通り道というのが原則ですが、私の場合には家の敷地内なので制約があり、葡萄棚直下の壁際に置きました。(後に少し移動しました。)

嗅覚の優れた野獣ですから、魅力的な餌があれば、それに誘引されて来るはずで、遠くない限りは、危険を感じさせないことの方が重要なはずです。もちろん、通り道が設置場所に向くことは当然です。

 箱罠に設置する餌

警戒心の強い野獣には、好みの餌を設置することが絶対条件になります。たとえ空腹であっても、餌は吟味するでしょう、多分。

ハクビシン捕獲の餌

ハクビシンの好餌は、糖度の高い果実が第一です。次いでナッツ類等の油脂(+糖)を含む物を好むとも言われています。ヒトと同じように、ハイカロリーな物は脳が喜ぶのでしょうか。

 ハクビシンの捕獲許可を得る

鳥獣捕獲許可証 例

狩猟なら免許が必要です。それ以外の捕獲には、たとえ現住宅地内であっても、捕獲許可が必要です。自治体ごとに細かな違いが有り得るので、まずは自治体に相談です。


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