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釣針は通販で購入がお得

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釣針は種類が多く、少量ずつ購入するのが一般的のようですが、たび重なると馬鹿にならない金額になりますから、常用する物は通販利用でコストダウンすることを推奨します。 例えば一例として、 自作サビキ仕掛け に多用される針で比較してみます。 がまかつ  22.9円/本  小アジ(金) 胴打 7号    12本入 275円(税込)   送料なし 実店舗価格上代 ハヤブサ  9.4円/本  小アジ胴打 金 7号     56本入 528円(税込)   送料 無料(条件あり) タイガー針  8.7円/本  小アジ(胴打・叩) 7号  100本入 675円(税込)   送料 190円 土肥富  9.5円/本  アジ針[胴突],叩 7号    100本入 682円(税込)   送料 270円 国内メーカーが製造(企画)販売する物は品質に大きな違いが無いと考えるなら、価格の違いで選ぶことになるでしょう。 Amazonでは同時にAmazon発送の商品を3500円以上買わないと送料が無料にならないので、要注意です。届くのが早いのは利点です。 メーカー直販は低価格ですが、送料、届くまでの日数、支払方法(手数料)に留意が必要です。 私は、最近もタイガー針から白針を200本買いましたが、送料込の1本あたり価格は 7.1 円でした。この針は サビキ仕掛けの自作 に使いますが、ハリスが縮れたら交換して再利用できるほど、耐久性に優れています。 ちなみに、タイガー針では一種類1000本まとめて買うと30%値引きになるのですが、さすがに700本使い切る前に、高齢のこちらが終わりそうです。 ともかく、釣具は何によらず高価だと思うのは私だけではないようです。こんな細かな積み重ねで出費は抑えたいものです。 関連記事 サバ皮サビキ仕掛けを自作 サバ皮の代用品でサビキ針を自作 ピンクスキンのサビキ針を自作

サバ皮の代用品でサビキ針を自作

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シリコンチューブ  ← サビキ針用サバ皮代用品 →  HDPEフィルム サビキ仕掛けのキモである魚皮を、従来は鮮魚のサバから自作してきましたが、材料となる鯖の入手難から代用品を探すことになりました。メーカーさんのような専用品を開発できないので、皮の代用品材料は既存の素材的製品から発掘することになります。 サバ皮はシラス(イワシの仔魚)のイミテーションと言われているので、代用品に求められる要素は、 半透明 薄い 柔軟 耐久性 加工性 安価  といったところでしょう。 そもそもサビキ材料は、魚皮系、スキン系、ウイリー(毛糸)系に大別されますが、自作材料として市販されている物( サバ皮 、 ハゲ皮 、 スキン )は安くはなく、製作手間をも考えると購入をためらいます。 私が、巷に在る物から、求められる要素を満たす材料をいろいろ探し、加工してみて、、、たどり着いたのは2点でした。 材料1.  高密度ポリエチレン  (HDPE) フィルム スーパーのサッカー台に置かれているロール袋の素材です。半透明(のシャカシャカタイプ)で、薄い、柔軟、耐久性、安価、とほぼすべての必要要素を満たすのですが、唯一"加工性"に難ありです。 二つ折りにして矢羽根カットする加工が、薄すぎてかなーり困難です。タダ同然の材料なので、釣れるのなら加工技術を開発する価値があります。 この使い方と作り方は、シート状なので基本は サバ皮サビキ と同じです。ただ、切りにくいために シラスカット は無理で、 矢羽根カット になります。 加えて、シート厚が0.01mmと薄いので、 針結び器 で針と一体でハリスを結びました。 材料2.   シリコンチューブ 内径1mm×外径2mm シラスに似るという意味では、かなり近い物のように思います。パイプ状態では、少し硬くて食い込みに難ありのように感じますが、針からはみ出す部分を半割りにすれば、シリコンゴム特有の柔らかさが生かせます。 その縦割りカットの際には、食い付きと切れ味の良い刃物でないと思い通りに切れません。私は、PEラインの切断に使われる  シマノ ラインカッター を使用しています。 ミックス    K/Vホワイト    20ルミホワイト8H シリコンチューブのみ の物と フラッシャー(ティンセル)付き の物を作りましたが、目立ち度は明ら

ピンクスキンのサビキ針を自作

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古来使われてきた擬餌(サビキ)針は魚皮を使うものが主流でしたが、近年はラテックスの薄膜を針に巻いて作る物が多くなりました。色や形のバリエーションが豊富で、一般的には6本程度の針数の サビキ仕掛け として販売されています。 この市販品は、(食わせサビキを除くと)針が大きくなるとハリスが太くなるという相関があるので、両者の組み合わせを自由に選択することはできません。 針やハリスを好みの物で組み合わせるためには、自作することになります。以前にはスキンを巻いただけの針が売られていましたが、現在はハリス無しの物は見当たりません。 どうせ自作するなら、コスト低減は誰しも考えることでしょう。 スキン単体 も市販されていますから、それを使うのが手っ取り早いことは当然ですが。 ここでは、同様の素材に少しの手間をかけて、コストダウンを考えます。ほぼ同じラテックスの薄膜材料が コンドーム として容易に入手できます。ほとんどの市販品はピンクですが、探せば他の色の物もあります。 乾燥後に巻いた状態 ただし潤滑剤が付いたままでは滑るので、ここでは一度洗って乾燥させる必要があります。以前には潤滑剤でなくパウダー付きの物がありましたが、今は見かけません。 洗うのですから、 使用済みの物でも構わないということです。それならコスト0円です。 ピンクスキンサビキ針の作り方 1.  スキンを袋から取り出して洗剤とぬるま湯で、潤滑剤を洗い流します。 2. 除湿スティック を中に入れ、立てて乾燥させます。 3. 乾いたら、元の形状に巻きます。 4. 周囲のリング部分で10~5mm幅に、中心から放射状に切ります。元がMサイズの物では円周が約100mmなので、13個に切り分けると、7.7mm幅のロールになります。 5.   バイス  に針先を固定して、腰曲りからスキンの先端を10mmほど出して指でつまみ、チモト側に巻き上がり、戻りながら巻いて、腰曲りの部分で固結び2回で縛ります。ボリューム(太さ)は巻く回数で加減します。チモトは、後の工程のハリス巻きのために3mmほど空けておきます。スキンのゆるみが心配なら、微量の瞬間接着剤を結び目に入れます。 スキンの最後の縛りを針のチモト側でハーフヒッチで留める方が形は綺麗に仕上がりますが、お好みでどちらでも。 スキン巻きの際にフラッシャーを巻き込むと、後付けよ

穴釣りのオモリは鉄釘で代用

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カサゴ、アイナメ、ソイなどが釣れる穴釣りは、釣りの中でも一種独特な世界です。浅場のフカセ釣りや浮き釣りのように、人と魚が互いに見えることが無いので、昼間でも釣り易いです。 また、魚とダイレクトに綱引きするようで、潜られたり切られたりのスリルを伴い、根掛かりのリスクがかなり高く、その代償も小さくありません。 ブラクリ仕掛け や ブラー と呼ばれる専用品は、1個当たり200円前後します。コストダウンを考えて、 中通しオモリ   の下に針を垂らす仕掛けを自作しても100円程度にはなるので、根掛かりのロスト¥は結構キツイです。 仕掛けの接続の工夫 も大事ですが、やはりオモリのコストダウン効果が一番です。というわけで、鉛の錘に換えて 鉄釘 を使うわけですが、これには副次効果もあります。細長い形状が幸いして、狭い場所も通り抜け易いのです。 150mmの鉄釘は40本/kgなので、1本あたり25gですから、6.7号相当です。波が荒くない限り、間に合う重さでしょう。 ただし、この 鉄釘 を使うには、注意すべきポイントがあります。ナイロンラインを直接結ぶと切れる恐れがあるのです。 釘の頭部分の下に、製造時にできる鋭利な バリ があります。しかしラインをこの首の位置で結ばないと錘としての吊下げができないので、まさにネックになります。 そもそも釣りのラインは末端近くのどこかで切れるようにしておかないと、高切れして厄介なことになります。そのために、私の穴釣り仕掛けでは通常ナイロンの3or4号を錘の捨て糸として使いますが、釘のバリでスッパリ切られたのでは、予定外のブレイクになって困ります。 そのために、バリの部分は切れにくいタコ糸で結び、これに捨て糸としてのナイロン糸をつなぎます。要するにバリはタコ糸で回避する、ということです。 錘の形(抜け易さ)を無視してコストだけ考えるなら、より安価な 自作モルタル錘 も捨てがたいので、手間とコストを秤に掛けて使い分けると良いでしょう。 近年 、釣り人口が増え、かつ釣り場が少なくなっているので、穴釣りの釣果も寂しくなる一方です。釣り人の極少ない 離島 にでも行かないと、満喫できなくなっています。でも消波ブロックに上がるのは超危険なので、命の惜しい人は止めましょう。転落事故を起こすと、本人は自業自得ですが、釣り場閉鎖になって他の釣り人に大迷惑とな

活き餌の小アジを弱らせないための注意

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泳がせ釣りの活き餌の定番は小鰺です。 アオリイカを狙うヤエン釣り   とともに青物やフラットフィッシュ等を狙う 呑ませ釣り でも、アジは必須といえる活き餌です。その小アジの活性が釣果を左右するので、弱らせないための扱いは重要です。注意すべき主なポイントを記します。 1.   魚体を空気に触れさせない 魚は生まれてから死ぬまで、常に水中で過ごす生物ですから、魚体、特にエラが空気に触れるのは厳禁です。地上で暴れさせると、口やエラブタが開くことがありますが、これが最悪の状態です。 実釣では掛けた大物をタモ入れする前に空気を吸わせる操作をしますが、これは弱らせるための操作です。 活き餌を水中で針掛けできない場合には、海水を含ませた マット やスポンジなどで覆って操作すべきです。素手で握るのもNGです。 2.   衝撃 (打撲や温度変化) を与えない 打撃的なショックについては、投入着水時になるべく優しく、が肝心です。現地で釣って自給の場合には、釣獲時に地面に落下させずに生かしバケツ(バッカン等)に直接落とし入れることです。あわせて容器容量に対しての 過密収容による傷 にも注意が必要です。 温度変化は、海水温と地上に置くバケツの水温差に気遣いが必要です。水温差の1℃は空気温度差の10℃に匹敵するとも言われています。5℃もの水温差があると、生死に関わる相当のダメージになるようですから、海水温と気温の差に注意しましょう。 3.   出血を抑える 出血の原因は針掛けの針穴です。血管のほぼ無い軟骨部分である鼻掛けが最も出血が少ないです。背掛けや尾掛けでは、血管を意識して避けることはできません。 針を尾柄に縛る方法 もあるので、試してみましょう。 4.   保管・移動中は酸素を切らさない 最近では、釣り場に12v仕様の揚水ポンプと水槽を持ち込む人も見受けますが、かなり大掛かりな設備になるので、 スカリ か 活かしバッカン  等が適当でしょう。 車での移動には、 アジバケツ が向きます。少数で短時間ならブク無しの 蓋つき密閉バケツでの移送 も可能です。私は、自作の 活かしバケツ を使っていますが、網製やシート製でないことの利点は破れないことです。 ウツボの食害  も避けられます。 泳がせ釣り は食物連鎖上位の大物狙いなので、そもそも釣果が得られにくい釣りです。つまり、餌代が

活かしバケツを改良/泳がせ釣りの活き餌用

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改良前 ← 活かしバケツ → 改良後 泳がせ釣りの活き餌とする小魚を生かすためには設備が必要ですが、最も簡便で確実な方法が、海中に置く  スカリ  や  活かしバッカン  です。自作なら100円ショップのプラスチックバケツに穴を開けると、安上がりです。 上の写真はその自作バケツですが、身(本体)の下部に穴を開けていない訳は、地上に引き揚げた際の魚のスレ傷を防ぐためです。アジの場合に顕著ですが、互いのゼイゴで傷付けあって保ち(生存時間)が悪くなります。 (全面網のスカリや活かしバッカンでも起きます。) バケツの全面に穴を開けないことにより、水の入れ替わりが不十分なために魚が酸欠で弱る傾向があるので、蓋部分の開孔率を更に高める第二次の改良を加えました。 自作で蓋をステンレスメッシュに替えたのですが、これには少しばかり手間がかかりました。当初は市販の ステンレスざる の利用を考えましたが、実寸に不安があるので、バケツ現物に合わせて蓋を自作しました。 ダイソーにもサイズ的に使えそうな200or300円のステンレスざるが有りましたが、 強度 (線材が細い)と 材質 (SUSの種類)に 不安 があり、 ゴミ になることを恐れて避けました。 今回はちょうど 獣害防止 に使うために手元に在った物を利用したので材料には困らなかったのですが、この ステンレス亀甲ネット はホームセンターの切り売りに無いと、少量の入手は難しいようです。 作り方は、亀甲網の中に 硬質ステンレス線 を円形に縫い刺して通し、その外側で亀甲アミをニッパーで切断して、端をラジオペンチ折り返して止めるだけです。難しい技術はありませんが、根気の要る仕事でした。 参考ですが、亀甲網の切断には 強力ニッパー が無いと難儀するでしょう。このニッパーは、パチンパチンと小気味よく切れる優れ物です。 バケツの身への網蓋の取付は2点で、固定する側は5mm径の ショックコード で結び、開閉する側は モビロンバンド と自作フックで着脱できるようにしました。 主材料の亀甲網が計算上は1枚分約300円だったので、蓋付きバケツの100円と比べると高価ですが、さて効果のほどは如何なものでしょうか。 見た限りでは、開孔率が大きく向上していますので期待はしていますが、結果は分かり次第追記します。 なお、本記事のプラスチックバケツは、

活き餌用小魚の"針掛けマット"を自作

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泳がせ釣りでは、釣り針を小アジ等の小魚に掛けることが必須ですが、この操作時に小魚を弱らせないことが大事です。アガッた(死んだ)餌は泳がないので、餌の価値は致命的に低下しますから。 活き餌を弱らせないための総論は 別記事 にしましたが、ここでは針掛け時の静置環境に絞って対策法を記します。平たく言うと、暴れさせて弱らせないための 目隠しふとん 作りです。 魚も人間同様に、目からの視覚情報に反応するので、目をふさぐと静かになります。また、皮膚が空気に触れることも嫌うので、棲息していた場所と温度の海水で覆うことが必要です。 これらを実現するのが、棲息場所の海水で濡らした柔らかな 敷布団 と 掛け布団 です。これで頭からすっぽり覆えば、暴れることが少なくなり、弱りが軽減されます。 私は従来、焦げ茶色の小さなタオルで包むことで、それなりの効果をあげてきましたが、一つ問題がありました。動くと前に進んで、タオルから抜け出してしまうのです。 位置直しの手間だけでなく、動く際に魚体表面の粘液がはがれてしまうことになるので、改善の必要を感じていました。 特に  尾柄と針を糸で結ぶ方法  など両手の指先を使う操作では、魚を手で押さえることができないので、魚が暴れないことが必須になります。 "針掛けマット"の作り方 マットを作るにあたって、まずは素材です。水を多く含みやすいマイクロファイバーの物で、ダイソーのダスターを選びました。 同様の素材であれば、加工のしやすさで他の選択もあるでしょう。 右は解体後の1枚で、これを半分に切り、折って切断辺を縫い留める。 製品そのままでも使えなくはないのですが、2枚を縫い合わせている糸を リッパ- で解体した後に半分に切ることで、2枚×2 = 4枚作れます。体側片側が開いた寝袋状の物です。 実際のミシン作業は、(2辺を閉じるように)1辺を縫うだけのことです。結果は、縦横の長さが違うので、2種の長さで使えます。 "針掛けマット"の使い方 左端が縫い留めた辺 魚を定規のように2枚の布の間に挟み込む 使用時には、海水に浸けて温度を同じくした濡らした台(板)の上で、随時マットに海水を掛けながら行います。(台とマットの間にごく柔らかいスポンジを入れると、なお暴れにくいです。) 本記事では、小アジの 尾掛けを想定 して