磯ガニを合法的に捕獲する in 静岡県=実行編-1
自作小ガニ捕獲器を使う
小ガニ捕獲器 が完成したので、さっそく採捕開始です。ただし、合法前提なので、陸上捕獲です。海面で使うと違法なので。
浜名湖岸に住むようになって、以前からしばしば見かけていたのが、道路上でペチャンコになった可哀そうなカニたちでした。海のものか山のものか分からないまま見ていましたが、居ることは確かなのです。
小ガニがどこ産かはともかく、採捕場所が海でなく、制限のある対象生物でなければ、基本合法のはず。ただし、実はもう一つ問題があります。
箱罠を仕掛けるなら、その捕獲場所が誰の土地であるかも知ったうえで、必要なら許可を受けるべきでしょう、厳密に言えば。
狩猟獣捕獲の罠猟などでは、標識掲示は必須で、状況次第では土地使用の承諾も必要です。「垣や柵などで囲まれた土地、作物のある土地で狩猟を行う場合は、占有者の承諾を得ることが法律で義務付けられています」とのことですから。
今回私が罠(捕獲器)を設置しようとする場所は「囲まれてはいるが、人が容易に立ち入れて、事実上管理放棄されたような水路に接した土地」なのですが、鳥獣法には関係が無いので、刑法か民法でしょうか??。特に水路が絡んでいるので、公図を確認しないと判断できません。
とりあえずは、「ここで小ガニを捕まえても誰も何も言わないでしょう。」という土地での他を害しない行為に、これ以上頭を悩ませるのは一旦停止します。折を見て役所で公図を閲覧します、気にはなるので。
さてさて、前置きは終えて、フィールドへ。
この水路は隣接道路の下を暗渠で下って、民地?の中を開渠で通り抜け、~浜名湖につながっているようです。ということは、見える小ガニ達は海産なんでしょう、たぶん。
仮に淡水産のカニでも、その多くは海水でも生きられるのだそうですから、海の釣り餌としては問題なしです。特に今回は冷凍して持参するので。
さて、どこに仕掛けようかと物色した結果、良さそうな場所がありました。捕獲器へのアプローチに斜路不要。正直、作ってはみたものの桟橋様の斜路を上るだろうか、という不安があったので、これはラッキーでした。
夕刻に仕掛けた物を、翌朝見に行くと。近づくと、カサカサこそこそとカニとフナムシが逃げて行きました。恐る恐るふたを開けると。
えっ、1匹だけ?なんでですか。キミの図体と態度がデカいから、他のカニが遠慮したんでしょう。それとも娑婆に戻れないことを知って、仲間に向けて来るなサインを出していたのか?。
まぁ、何はともあれ、1匹でも捕獲できたこと自体は、成功でした。捕獲器の設計製作に落ち度はなかったようで、めでたしめでたし。ただし、箱のサイズが小さかったか。
その日の夕刻も見に行くと、また1匹、同様のサイズのカニが入っていました。これじゃー、餌には大きすぎるでしょう。500ml入りのペットボトルで窮屈そうな甲幅=40mm位もあるので、これを餌にして釣れたら相当の大物ですが、ショアからではまず無理。アタリが出たら大したものです。
そうか、手で捕った方が早いんじゃないか!? ということで、ゴム手袋をはめた手で対戦したところ、見事5匹ゲット。逃げられたカニ多数。
これは、徒手採捕を本格的に考えよう、となりました。同時に、道をはさんだ水路内の陸地に居るカニも気になり、採捕方法を考えます。そちらも当然、合法で。
磯の小ガニを獲るのに異常な神経質。そう思われる方が多いと思います。だれしも、そんなことで捕まるなんて考えないのが普通だと思います。
でも、捕まえることを仕事にしている人なら、考え方が180度違っても不思議ないでしょう。交通違反の取り締まりを見れば分かります。
こんな微罪、なんで見逃してくれないの?? そう思うのは一般人です。制服のお方は、それ(取締)をしないと仕事したことにならないんですね。立場の違いです。
法律はある以上、守った方が良いですよ、自分のために。私はリタイア人間だったので 検挙され た時も困ることは無かったですが、現役さんだと、仕事を休んで身分にまで被害が及ぶこともあり得ますから。ホント。
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