釣りの"回転ビーズ"は強度に疑問有り

釣りの仕掛けトラブルの代表格である"絡み"を防ぐアイテムはいろいろありますが、この"回転ビーズ"もその一つで、自作のサビキ仕掛けのようなライトな釣り仕掛けで、幹と枝の絡み防止ではいい仕事をしてくれます。安くは無いですが。

破壊された回転ビーズ 拡大写真
それが、ここ一番の大事な場面で失策をやらかしてくれました。大物バラシの原因になったのです。回転ビーズがラインに負けて破壊したことが原因となりました。その経過は 別記事 に記しましたが、ここではその原因と対策を考えます。

回転ビーズ破壊の原因追及

樹脂には、その種類によって多種多様な特性があります。さっそく公開情報を探してみましたが、各社の物を販売するAmazonのサイト内では、ささめ針、ダイワ、ハリミツ、マルフジ、その他、いずれの商品説明にも材質(樹脂の種類)の記載がありません。

初めから強度を疑っていれば、当たり前に素材チェックをします。110円均一商品などでも、最近はPE.PP.PS等の表示が見られます。元来100円ショップのプラスチックは安価なPS(ポリスチレン)素材の物が多かったのですが、最近は多様化しています。

市販の回転ビーズの素材が何なのか。そもそも、表示しないで売っていること自体が不適切だと思います。推察するに、塩ビ(PVC)か アクリル(PMMA)でしょうか。穴開けをドリルで行っていると考えられるので。

塩ビなら粘りがあるので、写真のような欠け方が起きるのか?? 私は、アクリルのように思います。硬いけれども脆いのが特徴ですから。

破断の原因は簡単なことです。素材強度に対して、穴径(適合糸径)が大きく、太い(強い)糸を使うので、ビーズが負けるのでしょう。

回転ビーズの仕様上の問題

本来は、ライン、スイベルやスナップのように破壊耐力や破断強度を表示すべきです。ただ、MPa、N/mm²、kgf、等の単位で数字を記されても、現実に正しく適用できる人は多くないと思います。

スーパー回転ビーズ取扱説明書_ささめ針
なので、適合(穴径)糸をNYライン〇号まで、という表示でかまわないのですが、これに強度を関連付けるべき、と思うのです。〇号までの糸ならビーズは壊れません、という意味で。 

仕掛けを組む際には、「元を弱くではなく、先を弱くする」というのが、万一のブレイクの際の被害低減のために必要な考え方です。つまり、回転ビーズが破壊する前に、針が、ハリスがブレイクするようでないと困るのです。

回転ビーズの価値は、枝素を交換できるところにあるのですから、適合糸を使っていてビーズが破壊してしまっては意味がないのです。

回転ビーズ使用上の安全対策

回転ビーズの破壊で"逃した魚は大きい"のですが、元はと言えば、強度表示のないパーツを泳がせ釣りの仕掛けに使った自分の判断ミスでした。大いに反省です。

ハリスが切れる前に回転ビーズが割れるという事実がある以上、ヘビーな釣りに回転ビーズは使えません。ライトな釣りに限って使い、ヘビーな釣りには金属製品(パワー親子サルカン や トリプルサルカン 等)を使うことにします。

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