投稿

車中泊車両の冬の寒さ対策

自作の車中泊車両で、断熱材の充填や貼り付け等の対策を窓以外にまでするのはなかなか困難です。せいぜい窓にアルミマットを置くか貼るか、くらいではないでしょうか。 私の車(エブリィーバン)は後部3枚のガラス窓はアルミマットを型取りして切った物を両面テープで貼り付け、目隠しと断熱を兼ねています。たしかに夏の強烈な日差しには効果が有るので、冬の寒さにも一定の効果が有るとは思います。 ただし、鉄板でできた自動車で ヒートブリッジ=熱橋 だらけですから、窓の断熱程度では効果も限定的で、低温対策は別に必用です。本年6月の北海道で車内温度8℃でショックを受けたので、深まる秋の今、対策を進めています。できることなら、太平洋側の暖地では真冬でも車中泊したいと考えています。 エンジン回しっ放しはNG を前提とし、昼間は着衣で調整するとして、問題は就寝中の低温対策と考えます。 1. 冬用のシュラフ(安物)だけでは寒いので、毛布を掛ける。 2. シュラフとマットレスの間で電気敷き毛布を使用する。 (電気敷き毛布使用による電気不足解消のために、) 3. 調理熱源を電気からガスにシフトする。 4. 熱の保存のために魔法瓶を使う。 こんな発想で、以下の物を追加購入しましたので、使用感想を記します。 1.   マイクロファイバー毛布 ダブル 2つ折りにできるようスナップを付けて、冬は180×95cmで使用します。2つ折なので暖かいですが、1枚ではあまり暖かさを感じられません。まぁ、季節に応じての使用ということですね。 2.   電気敷き毛布 車内温度8℃で使用した際には、十分に効果がありました。ぐっすり安眠。(1.も使用) 推定値ですが、<弱>で使用して20W/hくらいの電気使用量のようです。 3.   コンパクトバーナー 電気に比べるとハイパワーは歴然です。卓上コンロ型の物も持っていますが、こちらの方がコンパクトですから旅向きですね。カセットガスのコストは、外食することを思えばタダみたいなものです。いつもは価格重視の品選びですが、こればかりは危険物なので、信頼の国内ブランド品にしました。さすがに物の作り込みが違います。久しぶりに、所有の満足を感じました。 4.   ダブルステンレスボトル 1.0L 1リットルはなかなか

サゴシを狙って敦賀新港へ

イメージ
9月下旬に続いての2度目のサゴシ狙い釣行になりましたが、今回は結果が出せたのか。 前日夕方の2時間は下見程度に考えていましたから、釣果無しにも落ち込まず、この日の午前3時に釣り場の敦賀新港堤防に勇躍IN。既に多数の釣り人と、場所取りの道具が置かれていて、隙間に入るのは可能、という状態でした。 暗い内からグローのジグを投げ始め、明るくなってスプーンやらなにやら投げ続け、もちろん休憩もしましたが、風が北に変わって強まった午後の3時までの12時間挑み続け、ヒットはスレ掛かりのこれだけ。マエソ。大きければクーラーに入れても良いのですが、この型ではリリース。 ジグサビキに変えても反応は無く、タコベイトを付けて投げるとムズムズという反応がありましたが、タコの足をなぜか2、3本残して食いちぎられました。こうなるとクネクネ泳ぎができなくなることを知りました。5本で108円のタコベイトでも、口惜しさは有りますよ。どうせペッと吐き出すなら、かじるなよな、フグっ。海底のゴミになるだろーが、お馬鹿。 左は新品 海中はフグだらけだったようです。なにしろアジ狙いでコマセのアミをひっきりなしに投入するのですから、居ついたフグが去ることが無いのでしょう。それでも執念の臭いが漂う周囲のアジ狙いの遠投さびき釣りでは、忘れた頃にあっちで1尾、こっちで1尾と大(中)アジが釣れていました。でも、見ているとやはりエサ取りの河豚(シロサバフグ、トラフグ)に仕掛けを切られることが多かったです。 この日の早朝には、前回いろいろ教えてくれたオニイサンもサゴシを狙って2時間ほど頑張っていましたが、結果はゼロ。回ってこなければ空振り三振ゲームセット、という回遊魚狙いの釣りの厳しい現実を前に考えたことは。 私は車中泊で粘る事を基本に考えているので、日持ちのしない小魚を沢山釣ることができません。ですから、数日は冷蔵保存できるサゴシ、フクラギサイズを狙わざるを得ません。 とはいえ、なす術も無くギブアップというのも無策が過ぎます。今回は数が出ていなかったものの、前回は大(中)アジが少しはまとまって釣れていました。これもターゲットにすべきかと考えるわけです。大アジならば〆て低温に置けば、数日は美味を保てるでしょうから。 他にも木っ端でないグレ(メジナ)が釣れていたとも聞いたので、これ

越のゆ 敦賀店 in 福井県敦賀市

イメージ
評価 ☆☆☆/☆☆☆☆☆ 地方にあって、365日朝7時から午前1時まで入浴できるという便利さは秀逸です。そしてまた、中部、関西に15の施設を有するグループの一つですから、全てが良い意味でシステマチックと言えます。 入浴料金は620円ですので銭湯よりは200円高いのですが、スーパー銭湯としては低料金の方でしょう。飲食サービスはあるものの、施設がこじんまりしていて、一日遊ぶには物足りないからなのかもしれません。 施設内は常に清掃が行き届いて、脱衣室で足の裏に他人の髪の毛がくっつくということはほとんど無いはずです。浴室はメゾネットで浴槽も数多く、人工とはいえ湯質もバラエティーに富んでいるので、それなりに楽しめます。 高濃度炭酸泉、シルキーバス等、初めて体験するものは、その能書きを読んでみて勉強になりました、はい。これで立ち込める弱い塩素臭が無ければリラックス効果ありですが、無理を言ってはいけないのですね。法令遵守。 そもそもロードサイドの商業集積地域にあるので、環境的には開放感を求めるのも無理というものですから、やはり銭湯としての受け止めの範囲を越えられません。 個人的感想に基づく評価の基準  ☆     二度と行かない  ☆☆    困れば行くのかな  ☆☆☆   普通に行きます  ☆☆☆☆  行く機会があると良いな  ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

サフラン湯 in 福井県敦賀市

NO PHOT 評価 ☆☆☆/☆☆☆☆☆ 通りに面してこの施設はありますので分かりにくくは無いのですが、初めて車で行くと少々戸惑います。一本裏の通りに駐車場がありますが、それも路地を進入した奥まった位置なのです。 駐車して、二つの建物の間の通路を通り抜けると、ようやく表通りに戻って入口に出ます。ここに開店した当時には車での来店者は無かったのでしょう。後から取って付けたように設置したパーキングのように思われます。 これぞ銭湯と言える昔風の番台に鎮座まします笑顔の看板娘(元)に、420円也を払って入りました。全体に小さめの施設なので脱衣室も大きくはなく、設備は相当年季が入っています。ロッカーには鍵がなく、常連さん以外の利用者がほとんどいないことを示しています。 浴室に入って目につくのは、真中にある一つの浴槽と壁に沿って設置された洗い場です。ここまでシンプルな造りの銭湯は、私としては記憶にある限りでは初体験でした。 小判型の浴槽はかなり深く、周囲の浅い部分が階段と腰掛を兼ねていて、ここに座って浸かるのが正統なのでしょう。お湯は循環攪拌されていて、熱めの42~43℃に感じました。 近くの歩いていける敦賀温泉が休業していたこの日の午後7時過ぎに入って、浴室には私一人の時もあったのですから、利用者が多くないのは明らかです。さすがに時代から取り残され、終焉近しを感じざるを得ませんでした。 唯一の同浴者であった老境の御仁の彫り物に違和感を感じることが無かった、その雰囲気を醸す施設の古さは半端ではなく、おそらくは全国有数の古さだと思います。揶揄しているのではなく、率直にそう思いました。 同じ料金なら、少しでも綺麗な施設を望むのが普通人ですが、ここはレトロ好きの人に限っては、かなりの満足が得られるように思います。そう、例えるなら高倉健ではなく、若き日の鶴田浩二の映画ロケができそうです。 個人的感想に基づく評価の基準  ☆     二度と行かない  ☆☆    困れば行くのかな  ☆☆☆   普通に行きます  ☆☆☆☆  行く機会があると良いな  ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

オオモンハタの味/千本浜での釣果

イメージ
白身でも身割れしやすいとの情報があったので、少々早目が良いかと、即〆冷蔵から36時間後の今晩はじめて試食してみました。 調理法に悩みましたが、刺身と酒蒸しにしてみました。酒蒸しは酒塩をまぶし、少し置いてから蒸し上げたものです。 まずは 刺身 を。(三枚おろしの包丁に脂が付きました) 脂は少々、旨みはホワー ッ と口中に広がり、歯ごたえはモッチリと、臭みはゼロ。 これは旨い。噛むほどに旨みがにじみ出るようで、嚥下がもったいない。 次に 酒蒸 を。(蒸していて、滲み出す肉汁に脂が浮いていました) 脂は少々、旨みはシッカリ と口中に広がり、歯ごたえはホロッと、臭みはゼロ。 これはなお旨い。ジューシーで締まらない白身の身質はサッパリとクドクなく、それでいて美味。かなり上等の食味です。 ポン酢をかけて食べてみると、これは絶品。 やはり魚には醤油が必須ですね。これに柑橘の香りと酸味が魚の味を引き立てます。 このオオモンハタの上品な味は白身のハタ系ならではでしょう。大物で脂の乗ったハタ類とは別種の、淡白でいて舌をくすぐるような旨さとでも言いましょうか。 総じて、旨い魚です。 オオモンハタは上々でした。 今日の魚なら料理法を選ばないでしょう。 先日のキジハタより、食味は明らかに上でした。 地域差、季節差、個体差などで大きく味の異なる魚のことですから、絶対はありませんが、オオモンハタは間違いなく美味な魚です。 追記  2019.09.23 2019年9月20日(金曜日)に西伊豆・戸田漁港で釣ったオオモンハタの味についての追加です。 釣り場で即〆し、血抜き後にヘッドレスにして冷蔵で持ち帰りました。 煮付け   (釣獲2日後) 薄味のごくプレーンな煮付けですので、魚の味が素直に出るでしょう。全長20cmと小振りですが、さて一口。 淡い旨みが、柔らかな白身からゆっくりゆっくり浮き上がってきて、一口ごとに舌の上で旨みが積み重なっていきます。形が小さいせいか、文句無しに美味とまでは言いませんが、おいしいです、やはりオオモンハタは。 唐揚げ   (釣獲3日後) リリースしようか迷った15センチほどの幼魚でしたので、唐揚げを試してみました。塩を振って片栗粉をまぶし付

千本浜の秋に青物は出るか

イメージ
秋の駿河湾はイナダ、マルソーダ、ゴマサバ、カンパチが大量に回遊し、一日中ナブラがあちこちに立って騒がしいほど豊饒、か。試してみようと向かったのは駿河湾の最も奥に位置する沼津市の千本浜です。大きな期待は抱かずとも、多少は、ね。人の子ですから。 ここの海況の予備知識はほとんど持たず、初めてということで、何より恐い根掛かりを気にしつつの第1投が6時過ぎ。浜の参入スペースが十分あり、海面も静かで、空に鳥も見えず、心穏やかな朝は平和そのものです。 これでは、ルアーを投げる気が失せる状態ですが、せめて1時間くらいはやってみるというものでしょう。わざわざ遠路はるばる泊りがけで来たのですからね。遠投カゴ釣り、投げ釣り、ルアー釣りと、結構バラエティーに富んだ釣り場のようですが、それにしても挙動確認可能な範囲の10数人位の中で、釣れているのは、エサ釣りのワッペンサイズのカワハギだけ。 ここは足元が砂利の浜で急深とは聞くものの、投げて届く限りくらいは底も多分同様かと考えてボトムを取ると、案の定グッと掛かってすぐに外れるというパターンが続きます。安心はできないので、着底と同時にリフトするよう心がけて、かつなるべく底付近をトレースする感じで引いてきます。 一度はグイッと重みを感じて、そのままの状態が続いたので、ナニかと聞いてみるも答えは返ってこず、上げてみたら石。海藻が沢山付いていてそれに掛かって上がってきたものでした。何種類もの海藻が見えて少し安心しました。死んだ海では無さそうですから。 午前7時直前に、昨日から通算13時間目にしてヒットあり。底付近でしたか。今度は石じゃないのは、少しの引きとブルブル感で明らか。でも青物でないことも明らか。走らないし引きが弱いので、小サバとか・・。この時期に小鯖というのも有り得ないか。じゃー、???。 わずかな時間にいろいろ妄想を逞しくして楽しまなければ、いつ楽しむんですか。エサも付けずにタダ投げて巻き投げて巻き。釣れないと、愚かしさはナカナカのものですね、きっと傍目には。 25cm//239g 抵抗は抜けずに寄せてきたものは、アレッ。君は9月下旬に敦賀新港で会ったキジハタ君ではないですか。又ここで会うとは、奇遇ですね。こっちに何の用事で来たのですか。問うても返事が無いので、いつものように裏側の鰓蓋からナイフを入

西伊豆・戸田湾内ショアで青物(イナダ・カンパチ)を狙う

イメージ
豊富な魚種と実績で名を馳せてきた戸田湾内の釣りでは、過去には秋にイナダやカンパチの大釣りの記録があります。私はここでは大層な実績はありませんが、数年振りでこれら青物を狙って訪れました。 前日の夕方に釣り場の確認に入ったところ、アオリイカの墨跡が少なかったので、通りかかった地元の少年に尋ねたところ、今年はアオリイカは少ない、とのこと。 アオリイカの活きエサ釣りが盛んなここでは、現地調達が難しい小鯵ではなく、ネンブツダイ(クロホシイシモチを含む)を使って実績を上げてきました。これが釣れれば、この日に夜釣りでアオリイカを狙うことも想定していたのですが、肝心のネンブツダイが見えず、釣れずで、イカ狙いはサッサとあきらめて、翌日に賭けることにしました。 さて当日、場所は新堤と呼ばれる、湾岸東北寄りのガソリンスタンド近くの岸壁です。時間はおよそ6~18時の12時間。いつ回ってくるか分からない青物相手なので、目いっぱい頑張るしかありません。 釣法は泳がせ(のませ)のエレベーター。活きエサはネンブツダイ(クロホシイシモチを含む)。4号5.4mの遠投磯竿、6号ナイロン道糸、5号ナイロンハリス。オモリ20号を足元の捨石の向こうに投げ込み、このラインにハリス元のスナップサルカンを通して、活きエサを送り込みます。 足元で垂らした方が格段に楽なのですが、ここは捨て石があるために水深が不足で、垂らしは夜釣りのアオリイカでは可能ですが、昼間は無理です。昼間の足元はエサの調達場所です。 まず初めの苦労は、その活きエサでした。コマセの有無に関係なく、小針にイカの米粒大を付けて落とすと、真っ先に寄るのがカワハギのミニサイズでした。これが小さなエサを憎らしいほど、ではなく、殺したくなるほど上手に針を避けて、あっという間にイカだけを齧り取るのでした。 やっとの思いで釣ったネンブツを針に掛けて本線上を送り込むと、いきなりヒット。なにやらネンブツダイを咥えて水面下をクネクネと走ります。あーっ、ダツ。嫌な奴が居ます。私は雑食なので、ダツだって食べないことはないのですが、ちょっと小さいようでなかなか飲み込めずに針掛りしません。 引っ張って回収すると、活きエサのネンブツダイは外見上はさほどのキズが無いのに、息もたえだえの瀕死の重態で、再使用は無理。きっと鋭い針が体内に達している