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遠州浜・表浜のイナダ・ワラサ 2017-2

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イナダの尊顔を拝まずして今日は無い、ということで午前の釣りを決行しました。 午前中から潮を浴びて疲れると、半日で1日が終わってしまうので、普段は午後に限っていますが、そんなことは言っておれないのです。 さすがに未明からは現役早起組の邪魔になるといけないので遠慮して、8時頃に昨日と同じ静岡愛知県境付近にエントリーしました。人はそれなりに出ていますが、空に鳥はわずか、海面は静か、ベイトがヒットすることもありません。周囲でも、見える範囲では釣果無し。 昨日の頑張りが筋肉痛で残り、40gジグのフルスイングが辛くなってきました。何しろ、目の前に期待というエサがぶら下がっていないのですから。でも、ある時突然ナブラ発生、というのがパターンなのですから、少しでも長く居座ってチャンスを待つべき。 で、2時間は頑張りましたが、ここでポキッ。心の折れた音が聞こえました。昨夜考えて、自分なりの対策を考えて準備してきたことが水泡に帰しました。 エサ釣りがベースの自分が、ジギングで他のルアーマンに劣る装備(ルアー)と技術と体力を如何にしてカバーして、同等の釣果を得るか。 ジグサビキで、 食わせサビキ を使うことにしていたのです。幹糸5号、ハリス3号のサビキ仕掛けを水中ウキで立て、マイワシを掛けたらそのまま漂わせてイナダの襲来を待つという作戦です。マイワシはカラ針でも釣れる程に、サビキで釣りやすい魚ですから、コマセなしのジグサビキにも掛かる確率は高いはずです。針掛かりしたマイワシが不自然な動きでアピールすれば、あまた居るマイワシの中からイナダの目を引き、逃げられずに襲われる、という論立てです。 こんなことを試してみるチャンスは、陸からはあまりありません。でも、用意した仕掛けの出番が無いままに終わりました。こんなもんですね、釣りってやつは、はい。 自分の立ち位置から1km以上離れた所では、早朝にはマイワシが居てイナダが出たようです。ただし、そのブログ画像の魚を見ると、残念ながらスリムな姿形でしたから、食味では魅力に欠けます。 午後からは気象の変化が顕著な予報だったので、ここ数日続いていたらしいイナダ(ワラサ)フィーバーも、終わるかと思います。 帰りに寄ったスーパーで見た北陸のイナダには脂がしっかり乗っていました。でも血が回っていたし、鮮度もねぇー

遠州浜・表浜のイナダ・ワラサ 2017-1

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ひさーーーし振りの地元での釣りです。地元といっても県境なので、愛知県豊橋市の表浜に向かいました。静岡県遠州浜との境界に標識があったのかどうか。 14時、風弱く暖かな昼下がり。海を横目に見ながら行くと、異様な人の多さに、?? ???。投げ釣りマンとルアーマンが半々くらいに見えますが、足した結果の値が大きいです。平日でこれだけの人出は年間最多クラスでしょう。 前年の記憶を頼りに浜に下り立つと、随分と様変わりしています。私でもジグが届く範囲とはいえ、沖に向かう途中に砂の浅い堆積が見えます。そこまでの手前は無意味な距離になるので、大いに不利です。 悩みながらも何投かしながら周囲を窺うと、東よりの湖西市境界当たりで鳥山が立っています。かなり遠く、現況立ち位置では期待薄。んー、どうしよう。あそこまで行ってみても、着いた頃には終わっているというのが普通です。でも、なかなか終わる気配がありません。 しばし考えた結果、移動を決定。どうせ獲れないなら、やるだけのことはやろう、という考えです。竿をたたんで車を移動して近づけると、200m位の沖でカモメや鵜が水面で待機したり、上空から水面に突っ込んだりしています。ボイルが見えないのはなぜだろう、と不審に思いつつも、ジグを投げ始めました。 するとすぐに、手応えがありましたが、軽いので本命ではないようです。上げてみたらこんな物でした。スレ掛かりのマイワシです。へぇー、刺身で食べられそうな中羽マイワシです。持ち帰る準備が無いので、リリースです。 沖に鳥山??があるのですから、休まずフルスイングで頑張ると、度々マイワシが掛かります。スレではあっても、口周りに掛かるので、ひょっとして40gのブルピンのジグにアタックしているのでしょうか。 私の後から右側にエントリーした人はあっという間に1尾のイナダ。多分50cmクラスでしょう。たいして間をおかずに2尾目もランディング。横目で見ると、底付近でアタッているようですから、私も底付近をネチネチ攻めます。するとプルプル魚信。こりゃマイワシだわ。次々と5、6尾かけても本命が来ません。 痺れを切らして、28gのピンクに変えた第1投の底近くで、グゥーッという重い反応。その後2秒ほど、グッグッという引きがあったので、本命のバイト確定。フックオー  フ 、で外れました。

タチウオの味/新宮港での釣果

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F3タチウオ 2017.11.20 05:50 撮影 F3タチウオ   2017.11.20 06:14 撮影 今回の太刀魚は新宮港で釣り上げたのが11/20の6時前後で、すぐに脳の後方で血管と神経を切断して血ヌキをし、続いて頭と尾を落とすとともに内蔵を除去して海水で洗い、続いて真水を使って内外を洗いました。それをビニール袋に入れて水氷に浸けて急冷後に、+5℃ほどの車載冷蔵庫内で保存しました。帰宅後も+5℃ほどで冷蔵保存を継続。利用前に再度内外を真水の流水で洗浄。およそ2日半後となる11/22の18時頃、既に死後硬直は解けていて、食べ頃感がありました。切った段階で脂が皆無に近いことも判明。上品な白身の魚で、そもそもの臭いは皆無です。鮮度が落ちやすい魚ですが、完璧に近い管理状態ですから、いわゆる魚(屋さん)臭さもありません。 <タチウオの塩焼>  11/22 18時 塩を振ってから少し置いて焼きました。 一口運んで、ホロッとくずれる食感に、「おー、タチウオ」。しっとり柔らかな身肉から出るジュースは、旨いっ。脂の助けなしでこの旨さは、太刀魚ならでは。旨いなぁー、太刀魚。 <タチウオの刺身>  11/23 19時 三枚におろしてから皮目に縦に包丁を入れた後に薄目のそぎ造りにしました。釣りタチ特有の綺麗な銀色を愛でる銀皮作りです。 いまだ透明感のある身がとても美しいです。まずは目で食べ、そして口に。コリコリとした身肉と爽やかな旨みが美味です。これに脂があれば絶妙と言えるのですが、今回は妙なる味としておきます。 <タチウオの煮付>  11/24 19時 元々が身の薄い魚ですから少々食べにくいのが難点なので、煮付けは向いている調理法です。せっかくの上品な旨さを殺さないように、少し薄味で煮付けました。 これも旨い。これが1番というのは私だけかどうか。やはり醤油の旨みとの相乗効果でしょう。食べにくさも忘れて、箸を使いました。ナイフフォークでは決して味わえないですね。 2尾しか釣れなかったので、以上3品でおしまい。もっと色々に調理したいところですが、和食の基本3品でおおよその味は分かります。洋食で油を使うと魚本来の味が分かりにくいので、これで良いでしょう。 ちな

新宮港で泳がせ釣り-6 2017南紀釣行(7/7)

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今日は家へ帰ろう、ということで早朝のみの釣りです。 こぼれ落ちんばかりの星の下、気合を込めて4時からスタートしました。 腹が減っては何とやら、で冷蔵庫に残っていたモヤシとウィンナーを入れた朝ラーメンを食しながらウキを眺めます。寒い朝の熱々のラーメンは格別です。 私は元気なのですが、泳がせ釣りの主役=活きエサであるネンブツ君たちには元気がありません。穴あきバケツの中でのお泊りは、酸欠にならずとも2晩が限界のようです。意外に弱いんですね。 元気の良い順に舞台に上がってもらうのですが、アタリは無しで、かじられもしません。タチウオ狙いのウキ流しをタナ3.7mとし、足元の垂らしを8m位にしましたが、いずれにも反応が無いまま最終日の朝は終わってしまいました。 終わってみれば1週間の釣行でたった2尾のタチウオだけとは、かなーーーり寂しい結果です。でも、釣り場は初めて、釣り物も始めて。それでわずかながらも結果が出たのですから、幸いとも言えます。良く頑張りました、花丸、ということにしましょう。 帰り支度を終えて北に向かいます。うーっっっ ジグを投げたい、ために七里御浜で2度目の朝食タイムとしました。胸の高さの護岸の天端にお茶と寿司を並べて、いただきまーす。 食べながら双眼鏡で5人位の釣り人をウォッチしますが、当然かどうか釣れていません。投げるか止すか逡巡しましたが、この日の下道360kmソロドライブを考えて、竿を出すことは断念しました。というより釣れそうに無かったのと、寿司に満足したのです。最後に旨い物が食べられました。旅の終わりを好印象で締めくくれて、旅釣りは最高!!。 美味(安価)発見 上の写真の寿司は脂っ気ゼロの那智勝浦産ビンチョウ(ビンナガマグロ)でしたが、さすがに生です。テクスチャーが冷凍とは別物で、旨みも強く感じました。多分、ドリップ流出が無いのでここまでの違いが出るのですね。1カン120円は高いように思って買いましたが、高くはなかったです。

新宮港で泳がせ釣り-5 2017南紀釣行(6/7)

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昨日の朝釣れたのだから今日も、これが人情というものでしょう。ちょっと浅はかかも。 そんなテンションで4時過ぎからタチウオ狙い。 昨日の仕掛けがワイヤーキンクで使えなくなっていたので、この日はワイヤーに直列2本針(間隔3cm)の登場。そもそも身エサ用の仕掛けですが、有る物を利用ということで・・。 やる気ムンムン元気一杯のネンブツダイを先発登板させ、この試合を取りにいきました。ところが、定時検査で上げてみると、なんと下半身を失った可哀そうな姿でリタイア。暗闇の中の灯火ですから、浮きの動きを見逃すはずは無いのですが・・。仕掛けが悪いのか、それとも食い気が弱いのか、なんとも口惜しい限りです。 たった1度の反応だけで朝マヅメのゴールデンタイムは終わってしまい、日の出を迎えてしまいました。そう思って昼への移行作業をしていたら、タナ10m位に下ろしてあったノマセの道糸が沖に向かって傾斜して行きます。ナニコレ??。 ドラグをぎりぎりまで緩めてあるので、少し引かれればチリチリ鳴り出すはずですが。竿を手に取って聞き合わせをしたら、少ーしだけ引っ張りっこしただけで、フワーッと軽くなってしまいました。 上げてみると、下半身を失ったネンブツ君が上がってきました。え゛っ、太刀魚だったんですか。いゃー、大失敗。もっと食い込ませてから上げれば・・・、と悔やみました。 でも考えてみればその仕掛けはハリスがナイロンの5号でしたから、針を呑ませたらほぼ間違いなくハリス切れになっていたでしょう。まっ、あきらめるしかないですね。でも、陽が昇る頃にはタナが深くなることは忘れずにおきましょう。 引き続きネンブツダイを泳がせで足元に垂らし、オモリをブン投げてエレベーターで送り込み、オマケに青物の襲来に備えてルアー竿にジグも付けて準備が終わったら、後はヒマー。 起床時の車室内温度は+4.3℃。私の経験する過去最低温度だったものが、陽が高くなり風弱しのおかげで、快適度急上昇。このまま何事も起こらず、つつがなく一日が終わることを祈念し、、てはいけないのです。 左方30m先では8時頃にシオ(小型カンパチ)が揚がりました。活きエサは小アジのはずですから、当方のネンブツ君ではちょっとばかり弱いかも。タナを上げたり下げたりネンブツ君の安否確認をしたり、というルーチンワークの合間に、

新宮港で泳がせ釣り-4 2017南紀釣行(5/7)

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タチウオを今日こそは!! 前夜の隣人のタチウオ釣果に触発されて、新宮港岸壁で目覚めたのは3時頃。起き出してゆっくり支度をして仕掛けを投入した4時頃には次々に参入者がやってきました。 私の都合で言えば、いいかげんに何らかの結果が出てくれないことには、気合と根性だけでは理性が折れてしまいそうです。 それはそうと、生かしバケツのネンブツダイが元気喪失です。10尾程の内でまともな姿で居るのは5尾未満。後は寝たり起きたりの半病魚です。今日1日をこれで粘るつもりでいたので、大いに弱ります。 300m位はあろうかという岸壁に並んだウキは赤3つ緑1つの合計4つでしたが、さて今朝はどのウキが沈むのか沈まないのか。 活きエサの確認、再投入という作業を続けて緑に輝く電気ウキを眺めていた5時半頃、私の緑のウキが クゥーッ フッ、クゥーッ フッ、クゥーッ フッ、という前触れ3度に続いて、スーーーーーと沈んで見えなくなりました。待ちに待ったアタリです。 聞き合わせを入れると、クックッ グゥーーー とフックオン。とりあえず掛かりました。さーて、取り込めるか。絶対にバレルなよ、そう念じつつ巻いて寄せ、足元からセーノっ、と言うほどの重さはなく、岸壁に揚がりました。 おーっ、やりました初めてのタチウオ。以前に釣ったのはアオリイカの仕掛けに掛かってしまったという外道ですから、狙って獲ったのは今回が初めて。 釣り上げてからは、用意しておいた道具とシミュレーション通りに、魚掴み器で挟み、鋏(かに用)で首を切り、海水バケツに入れて血抜きをし、続いて腹を割いて腹ワタと血ワタを取り除き、全体を真水で洗い流してビニール袋に入れて、クーラーの水氷に浸けて作業完了。 これらの作業の途中で投入しておいた次の活きエサのネンブツ君を、あまり間をおかずにまたもやタチウオが襲ったようです。地合、ですか。先刻の1尾目で初体験を済ませたので、もう余裕。 無事にランディングした2尾目は、ほぼ同型のF3サイズでした。2尾ともタナはエサまで3.5mで、ワイヤー仕掛けは平行2本針(段差2cm)の短い方を上あごに掛け、長い方をフリーにしてありました。1尾目は下針を飲んでいましたが、2尾目は陸に揚げると同時に外れたので、針掛りは未確認です。 2尾釣り上げたところでエサ切れとなり、この朝は

新宮港で泳がせ釣り-3 2017南紀釣行(4/7)

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新宮港の水深15mに惹かれて再々訪となりました。前回のギンイソイワシ3尾での泳がせ不発はそれなりに気持ちを澱ませていましたが、片道360km走ってきておいてアッサリのギブアップは有り得ません。 前日にドメキ漁港で釣って生かしておいたネンブツ君19尾を、2重バケツで運搬するのに30分強の道のりはいささか遠すぎるかと思いましたが、気温・水温いずれも低いので何とかなるかと、一気に走り抜けました。結果オーライ。 泳がせ1本針の上あご掛けで7時頃にまずは底近くに垂らし、朝食後に沖に向かってオモリを遠投し、垂らし同様の掛け方でエレベーター仕掛けを送り込みました。これで釣り体制が整うと、後は維持作業だけです。 時おり活きエサのネンブツ君の安否確認と選手交代をするだけで、時が過ぎていきます。それでも1度はエレベーターのネンブツ君が、かわいそうに上アゴだけで戻ってきたました。 空を見上げて空想に耽っていたら、15時半頃に隣で40cmのクエの子が、小あじの泳がせで釣れました。 夕まづめの17時半頃から19時半頃までの間に、岸壁中6人で4尾くらいのタチウオが釣れました。突然のことで、あわててワイヤー仕掛けに変えて参入した私にはアタリ無し。なんと遠慮深いのでしょう。 那智勝浦町まで往復して温泉に浸かり、岸壁でネンブツダイに添い寝の車中泊。