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釣り仕掛けの黒色塗装を安価で簡単に

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釣りの仕掛けは、なるべく魚に認識されないほうが良いと、たいていの人は思います。けれども、はたして魚は仕掛けを気にするのでしょうか、という話を掘り下げるのではありません。 釣り人の心理を素直に形にするためには、というお話です。 対象魚によっては、仕掛けをキラキラと目立たせる場合もあれば、カモフラージュのために黒色や茶色、赤色に塗装することがあります。 昨日までに、 アオリイカの(活き)餌泳がせ仕掛け を自作 しましたが、その際に黒色塗装しました。その際に使った塗料と刷毛付き保存容器のコスパが良かったので、シェアしておこうと思います。 上左 - 水性アクリル塗料 80ml 108円 セリアで購入 上右 - 筆付きビン(樹脂) 50cc入 90円 ナフコで購入 水性アクリル塗料は、この程度の容量のメーカー品を普通に買うと300円以上はするでしょう。筆付きビンは店頭になくて通販で買うと、隠れ送料の負担が重くて、高い物になります。 今回はカモフラージュのために黒色に塗るので、艶消しを望むのが当然です。今回は購入時点では、水性塗料にツヤ消しの表示が無いことを知った上で、108円払いました。 これが、塗ってみたら見事にアタリで、艶消しでした。上の写真の針部分は新品の茶色の塗装ですが、光の反射で、はげたように光って見えています。その他の黒色した部分との違いが分かります。 塗料全般について言うなら水性塗料より油性塗料のほうが耐久性に優れるように私は思っています。でも、油性のペイントは後始末に手間がかかりすぎますので、つい水性を使ってしまいます。楽ですからね、水性ペイントは。 おまけに今回の塗装は、浮力体として装着した発泡スチロールのバラ芯にも施したので、油性では溶かしてしまうために、水性しか使えません。 今回買った筆付きビンは、キャップの下に付いている筆が塗料の中に収納されるので、筆を水で洗うという簡単な仕事すら省略してくれるのです。アリガタクテ涙が出そうです。 小さな筆ですから、ごく少量の補修程度向きですが、そんな時こそ、片付けのほうが手間がかかるという時間ロスを防いでくれるのです。 本来ならば、せめてクリアのペイントを重ね塗りして補強すべきなのですが、それも省略です。初めから耐久性は期待して

アオリイカ釣り泳がせ仕掛け「ハネアゲ式」を自作

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アオリイカのシーズンに入った太平洋側では、GW前から産卵前の大型のアオリイカが釣れているようです。 今までは横目で見ていた私も、やはり5月6月はアオリかー、そう思うようになったので、仕掛けを作りました。 近年の活きエサ(小魚)仕掛けの主流は、活き餌を抱いて引くとテコの原理で掛け針が跳ね上がり、自動的に針掛りするという跳ね上げ式のようです。 今回作ったのは、1段フックのシングル、2段フックのシングル、そして1段フックのダブルの3種の仕掛けです。 DIYでは作る手間は、数が多いほど、1個あたりの所要時間が減るので、同時に4つ作りました。手探りなので、全部に違いがあります。 市販品と異なる、オリジナルの要素は主に2点です。 ・活き餌と主軸との連結を管付針とスナップスイベルで行うこと ・仕掛け重量を減殺するフロートをバラ芯で交換可能にすること 材料 主軸 ------------ ステンレスばね線 ①③1.0mm Φ  ②④1.2mm Φ 掛け針 --------- ①④イカ泳がせ針遊動LL ②アオリーつーる  Type 2M ③イカつーるNo.2L 泳がせ針 ----- 管付チヌ3号+ インターロックスナップ付スイベル7号 フロート ------ バラ芯 (発泡スチロール)  ①③④10mm Φ ② 13mm Φ ストッパー --- 浮きゴムV型(小) 黒 固定針金 ------ ステンレス0.28mm Φ 接着剤 --------- エポキシ樹脂タイプ 塗料 ------------ 水性 黒 ほとんどの材料はアマゾンで、バラ芯は楽天で、塗料は108円ショップのセリアで購入しました。 作り方 1. 主軸を必用な長さに切り、下端を25mm残して、掛け針の軸と重ねてステンレス針金で巻いて固定し、接着剤で固める。中を通す針は、主軸を通して、上下を接着剤で固める。 2.W針は折り返した両端に針を付け、主軸との接合部もステンレス針金で巻いて固定し、接着剤で固める。 3.主軸のスナップスイベル位置に下方ストッパーとして、針金を巻いた上に半田を盛る。 4.主軸と接着部分及びバラ芯に黒色塗装する。→  釣り仕掛けの黒色塗装を安価で簡単に

トリプルフック(釣針)を刺して外科手術・・実録

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ページの最後に少々ショッキングな画像がありますので、お嫌いな方は直ちにページを離れてください。 トレブルフックとも呼ばれるこのトリプルフックは、シングルフックと比べて格段に掛かりが良いのですが、魚にだけ掛かるわけではなく、人にも掛かりやすい"凶器"という怖いお話です。 主にルアーに装着して使うトリプルフックを自分の体に刺して医者にかかり、痛い思いをした人は多くはないように思うので、いざというときのシミュレーション用に、事実経過をシェアします。 事件現場の福田港耐震岸壁 事件発生  2019年4月22日 17時過ぎ 他の釣り人のサッパ釣りを眺めながらウダウダと過ごしながら、翌日からの車中泊釣りの行動計画を考えていました。陽が傾いてきて、なんとなくルアーを投げてみる気が起きたのが、事故の始まりでした。 センターフックはカット後  テールはナイロンライン接続 ダイソー108円ミノーに、蓄光の点々を貼り付け、ウレタンを重ね塗りし、トリプルフックとアイの間をナイロンラインで繋ぐ、というチープなチューニングを施した物です。 振り出しのロッドを伸ばし、スイベルにルアーを取り付け、テールのトリプルフックをベールに引っ掛けて、、、その時に事故が起きました。 竿の弾力でわずかに引かれた状態で引っ掛けようとしたフックが、ベールに掛からずに外れた瞬間、竿の弾力で跳ねた所で手を引いてしまったのでしょう。 あー、失敗。と気楽に考えて、ルアーを持ち直そうとしたら、ん?。トリプルフックの内の1本の針が、私の右手の中指先端付近に刺さっていました。 一瞬のことで、えっ、なに、どういうこと。痛くも痒くも無いのですが、茫然自失。まさかの、指にフックオンでした。 最初に きっと釣具全体から逃げたかったんでしょうね。フィッシングプライヤーで針軸を切ろうとしました。でも、私の使っている小型の 釣りプライヤー では非力で切れませんでした。 ルアーが付いたままだと、手が動くたびにフックに力が掛かって痛いのと、もう一つのテールフックによる二次災害の危険があります。 次に ハタと気づいて、トリプルフックとアイをつないでいるナイロンラインを切りました。これは簡単。もしこれがスプリットリングだったら、片手では外せないでしょ

静かな車泊地/静岡県焼津市

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親水広場ふぃっしゅーな 駐車場 静岡県の公共事業で整備された、親水広場ふぃしゅーな の駐車場です。直ぐ南側がフィッシングゾーンになっているので、ここで釣りをする人にはとても便利な駐車場です。すぐ傍にトイレと水場もあり、設備的には文句なしでしょう。 2019.04.18(木) 13:15 撮影 平日の昼間は釣り人だけでなく、トイレや休憩に来る商用車も出入りしますが、夜釣りの人が帰れば、朝までは出入りが途絶えて静かになります。 未明からは朝マヅメ狙いの釣り人が来ますので、睡眠中に起こされたくない人は、駐車場所を選んだほうが良いでしょう。 大きな漁港ですから、風向き次第では遠くから一晩中エンジン音が聞こえることもあるので、念のために耳栓の準備をお勧めします。 お風呂は焼津駅近くの エキチカ温泉くろしお が23時間営業で便利です。 この記事で紹介しているP泊地は、私的な判断で載せていますので、ここで公開するについての責任は一切負いません。閲覧者の自己責任で、情報としてご利用ください。 私の好みは、人が居ないか少ない場所で、集団で騒ぐ無神経な人間が泊まる可能性が少なそうな、マイナーで静かなな場所です。 主に公園や公共施設の駐車場や公有地で好適な場所を選ぶように心がけています。そのような場所は国費が投入されて設置されている場合がほとんどですから、国民の財産でもあります。したがって、明確に車中泊が禁止されておらず、迷惑を掛けずに使用する限りにおいては、使用を妨げられるいわれは無いものと考えます。ただし、一般の駐車スペースはキャンプ場ではないので、1台分の駐車スペースを越えて車外でキャンプ行為をするのは目的外使用にあたるため、使用は控えるべきだと思います。

活き餌(ネンブツダイ)酸素無補給移送実験

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活き餌を運ぶというと、一番ポピュラーなのは、流行のアオリイカ狙いのマアジの運搬でしょう。 聞くところによると、1尾250円もする所があるんだそうですね。10尾買うと2500円ですか。安い所では80円なんて場所もあるようですが。とにかく買って運んで、なかなか大変な釣りです。 私はお金をいただくのは大好きですが、その反対はあまり好きではなく、自給自足を旨としています。ですので、自分で釣った小魚を活き餌に使います。釣り場で調達困難のようであれば、運びます。 自作の活かしバケツ に収用して、ブク無しで運びます。多様な環境下での運搬になるので、常にテストを兼ねての運搬をしています。 今回は伊豆半島の戸田湾から焼津港のフィッシューナまで、2時間45分の旅でした。さすがに直行便では無理そうという経験にもとづく判断で、途中でリフレッシュタイムを設けます。さて、実験結果はいかに。 実験条件 ・健全ネンブツダイ13尾 ・推定車中気温=20℃(始期の推定水温=16℃) ・海水量=10L 西伊豆・戸田漁港を出発して1時間45分走行後の由比漁港での酸素補給(水換え)前  2尾が酸素欠乏で弱り 海面に降ろして10分間の酸素補給(水換え)後 2尾が酸素欠乏から復活 1時間00分走行後に焼津フィッシューナ到着時 2尾が死亡(危篤) データと考察 静止海水10L/20℃の環境では、13尾のネンブツダイは1時間45分の時間経過で2尾が弱った。10分間の新鮮海水中でのリフレッシュで、11尾は健全性を維持することとなり、一旦弱った2尾も回復傾向が見られた。その後の1時間の静止海水中での運搬で、健全だった11尾は健全状態を維持できたが、一旦弱った2尾は再び弱った(死亡した)。 ・酸欠で一旦弱った魚の回復は困難のようだ。 ・ 20℃ の環境では、ネンブツダイの移送は、 1尾 当たり新鮮海水 1L で 1.5時間 までが目安となる。 ネンブツダイも大きいほうが餌としてはより良いとも聞きますが、大型になれば酸素要求度が上がるので、収容尾数は減ることになりますから、考えどころです。

竿掛け&竿受け・・岸壁(車止め)用 試用結果

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竿掛けや竿受け・・岸壁(車止め)用 セパレート型   という物を自作したものの利用機会が無かったのですが、 先日の釣行 で行った西伊豆・戸田漁港の岸壁で試用してきました。 マダイかヒラメを活き餌のエレベーター仕掛けで狙う、という壮大希有なる野心の結果は、型物が一瞬にして竿を海中に引きずりこむ、という危険が待ち構えているのです。 それを防ぐのが、10Lのバケツに組み入れた海水の重量です。竿とバケツはカラビナでワンタッチの接続ですから、使用は簡便です。 リールのスプールからラインが出る際には、竿とY字の底部分の隙間から出て行きます。 重しのバケツは活き餌の活かしや針掛けの際に使います。 実際に34.5時間使ってみて、特に問題点は見つかりませんでした。バケツの海水も10L入れれば、地面との摩擦も働くので、まず動くことは無さそうです。実用的には5Lでも間に合いそうに感じました。 私の場合には、角バケツを既に常備していたので、とても楽に安心を手に入れることができました。誰にでもベストな方法などそもそもありませんが、私としては、今回のこのスタイルが完成形になるように思います。 私は過去、いいかげんなスタイルで竿を置いていましたが、幸いにも竿を失うことが無かったのが不思議なくらいです。なぜでしょう。そうか、そんな大物を掛けたことが無かったんでした。でも、いつかきっと掛ける日が来るでしょうから、備えるのです。 今回の釣行では、買ってから一度も使用機会の無かったタモ網を初使いしました。初めてすくった物は、、、延べ竿でした。餌を付けて置き竿にしておいたら、タカベが喰って竿を海に引き入れてしまったのです。タモ網が無かったら、その後は小物釣りができなくなったのですから、やはり備え有れば憂いなし、です。 さぁ、竿掛けは準備完了なので、大物の到来を待つのみです。ご遠慮なくいらっしゃいませ、真鯛様さま、平目さま。

メジナの味/西伊豆・戸田湾での釣果

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釣り上げた物を直ぐに〆て血を抜き、引き続きGG(エラワタ抜き)にして、冷蔵庫で保存し、4日後に焼いたものです。元々日持ちのする魚ですから、鮮度低下はほとんど感じられない状態、というか丁度食べ頃の感じでした。 塩焼  (釣獲4日後) 焼く前で1尾94gでしたから、ラウンドでは110g位、と尾頭付きの塩焼きには手頃なサイズです。メジナとしては未だ子供ですが、味ができていないことはありません。 さて、一口。 焼き方が良かったのか、熟成具合が良かったのか、柔らかな身から旨味が浮き上がってきます。口中では感じなかったので、鼻を近づけてみると、ほのかな磯の香がしました。 馴染んでいるせいもあるでしょうが、旨いですね、メジナは。この時期、この型では脂は無いので、オイルで焼いたり、ムニエルなどの油を使う調理にすると、一段と食味が上がるでしょう。 尾頭付きの塩焼きは、日本の魚食の典型のような気がします。原始的な食べ方ではありますが、どこの国でもする食べ方なのでしょうか。 海の近くの産地では、このメジナは割に見かける魚ですが、大消費地の都会にまで送られるほどの産量はないので、やはり釣り人御用達の魚でしょう。 今やスーパーでは、マアジとサンマくらいしか尾頭付きの魚を見ることがなくなっていますが、もっといろいろな魚が楽しめると良いですね。