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安価なウェーダーは使えるか

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ウェーダーの価格には実に幅があります。スタイル別には当然の価格差がありますし、もちろんメーカーやブランドによる違いも大きいです。 いったい何を、どれを買えばいいのか、初めてで非力な私は迷いました。 安全性で言うなら、そもそも深場には入らない前提ですが、ちょっとした瞬間の波で衣類が濡れるのは避けたいので、ウェストまでの物を。当然ながら粗悪品で水漏れ、は困ります。 時間があるので待つことはいとわないけれども、なるべく安価な物を、というような選択の結果で注文したのは、 胴回りタイプウェーダー で、3,740円也。 5/4に注文して、中国発送で5/10に早々と到着しました。こんなに早く着くこともあるんですね。 さっそく開梱してみると、重さは材料をケチっていないせいか、安価な材料だからなのか分かりませんが、作りはしっかりしているように見えました。一応は検査の合格証のような物も付いていて、中国文化の進化の跡が見えます。 着装してみると、エエーッの長さで、胸(みぞおち)までカバーされます。足のサイズは0.5㎝大き目の41(25.5㎝)を選んだのです。短躯の163㎝なので、こういう結果になったのでしょうか。まっ、大は小を兼ねるとも言うので、キツイよりは良し。 足元でデキハゼが逃げまどっていました 続いて水漏れテストに向かいました。歩いて1分の、海水流れる都田川(浜名湖)に入ってみました。ひざ程度では長靴感覚なので、特段の感想は無し。 徐々に歩を進めて股あたりまで水が来ると、周囲の水の圧迫感と浮力を感じ移動に違和感が出てきました。靴内に残った空気が浮力となって安定を損なうようです。 やはりこれは、波の無い流れの緩い場所であっても、股あたりまでが限界のようです。もっと言うなら膝上程度にしておけば安心。その上は濡れ防止のカバーと心得るべきかも、です。 道路を歩いてみても、短距離ならラジアルソール(ゴム底)ゆえに、痛みは感じませんが、インソール(中敷き)を入れればなお良いでしょう。それだけのゆとりが甲部分にはあります。 ヒップタイプを除けば最安価格と言ってもいいウェーダーですが、これといった不満は無かったです。Amazonでも200を超える評価があり、かつ ☆ 4つなので、良品なのだと思います。 さて、これを使って獲物が手に入るのか否か。出遅れ感いっぱいの、6月初旬の  ホタルイカすくい

日方江温泉 in 富山県富山市

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2024.06.04 16:11 撮影 評価 ☆☆☆/☆☆☆☆☆ 駐車場もそこそこ収容力があり、アクセスも主要道沿いですから、利便性は◎です。 火曜日の16時過ぎに入湯しましたが、なかなかの入りでご繁盛の様子。複数のスタッフが、新顔の私に気を遣ってくれましたので、470円なりの券を買って無事に入湯できました。 設備や清掃にも気配りがあるようで、ノンストレスで浴室に。ん、ちょっと狭いような。 自動ストップではないシャワー付きのカランの数は10位はあるのですが、肝心の浴槽がいささか狭く感じられます。無難な収容人数は3名位でしょうか。 お湯の浴槽はジェットバス一つで、温度は高めの43℃と体感しました。子供さんにはキツイかな。 天然温泉は、3倍濃縮の出汁つゆの色。かけ流しでは無いようなので口にはしませんでしたが、臭いも感じませんでした。 (間もなく2年経過の コロナ 後遺症で、入湯時も嗅覚能低下中。) さて、色の元は何だったのか。PH=7.6の弱アルカリとのことで、ヌル、スベ感も無く、色以外には個性を感じないお湯でした。 地元御用達の銭湯としては十分な存在で、終焉間近ではなく、長く生き続けていただける施設のように思いました。 また、機会がありましたら、よろしくお願いします。 諸物価高騰の折、銭湯料金が500円に到達するのも時間の問題と感じますが、ワンコインを超える時が、銭湯の岐路のようにも思います。 個人的感想に基づく評価の基準  ☆     二度と行かない  ☆☆    困れば行くのかな  ☆☆☆   普通に行きます  ☆☆☆☆  行く機会があると良いな  ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

静かな車泊地/岐阜県下呂市

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2024.06.03 18:47 撮影 岐阜県と富山県を結ぶ国道41号線沿いにある下呂温泉の、北方11kmほどの所にこの飛騨川公園はあります。国道から河原に下りてくる位置関係なので、国道の通行音はほとんど聞こえませんから静かです。 飛騨川公園   駐車場   駐車場所に隣接しては24時間利用できるトイレがあるだけですが、良好に管理された遊具は、子供さんには好まれるはずです。 日中は子供連れの来園者が少なくありませんが、夜間は静かになるでしょう。私は泊まっていませんが、機会があれば泊まりたいと思える場所です。 2024.06.03 18:45 撮影 利便性から見るとさほど好立地ではありませんが、国道沿いなので飲食や買い物にも不自由は無く、風呂は下呂温泉の  白鷺乃湯  が適当でしょう。  (白鷺の湯の駐車は4ナンバーのキャラバンが 限界 です) この記事で紹介しているP泊地は、私的な判断で載せていますので、ここで公開するについての責任は一切負いません。閲覧者の自己責任で、情報としてご利用ください。 私の好みは、人が居ないか少ない場所で、集団で騒ぐ無神経な人間が泊まる可能性が少なそうな、マイナーで静かなな場所です。 主に公園や公共施設の駐車場や公有地で好適な場所を選ぶように心がけています。そのような場所は国費が投入されて設置されている場合がほとんどですから、国民の財産でもあります。したがって、明確に車中泊が禁止されておらず、迷惑を掛けずに使用する限りにおいては、使用を妨げられるいわれは無いものと考えます。ただし、一般の駐車スペースはキャンプ場ではないので、1台分の駐車スペースを越えて車外でキャンプ行為をするのは目的外使用にあたるため、使用は控えるべきだと思います。

釣り場の水温を測る 3/3

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シンワ放射温度計F-2を使う 釣り場が淡水の場合には、水に近いことと塩害が無いことから、接触式の 棒状温度計 が使えるので簡便ですが、海水でも淡水と同じ物も使えますが、できることならサビを避けやく、海面に近付かずに測れる非接触式の物の方が扱い易いはずです。 防水性能の高い放射温度計から探すなら シンワF-2 と AD-5617WP からの選択になります。仕様がそっくりなので、どちらも同じモジュールを使っているのかもしれません。 IP67は防塵防水性能では、水中で常用する物をのぞけば最高クラスですから、海水に落としても、清水で洗い流せば問題ありません。 シンワとADは外装が微妙に異なりますが、価格比較から、私はシンワ測定器のF-2を選びました。ちなみにダイワブランドでも同様の物がリリースされていますが、明らかにAD-5617WPのOEM製品でしょう。 この放射温度計の実用上の問題点は、遠く離れた位置からの測定がしにくいことです。測定対象物までの距離と同じ長さの直径範囲の測定をすることになるので、離れて測定すると、広範囲の無用な場所の温度を測ることになってしまいます。 取説から転載 なるべく低い位置から、垂直下方向から沖に向かって30度ほど(正確には26.56°)傾けて測ると、前面の海面を測ることになります。 放射温度計シンワF-2 計測試験 比較対象は デジタル温度計 です。事前に校正して、-0.7℃した値が正しい温度と推定しています。 大気温度 20.5℃  (指示値21.2-0.7) 海水中温度 21.5℃  (指示値22.2-0.7) 海表面温度 17.6℃ さて、現場の海は水深30cmほどしかなく、接触式の測定では水面直下も底もほぼ同じ温度でしたから、接触式-放射式=3.9℃の差をどう解釈したらいいのか、どう補正できるのか? いずれにしても私には分からないことですから、メーカーに問い合わせるしかありません。 メールによる質問 ・・・・・・・・・・ 放射温度計 F-2 防塵防水 スリムクリップ 当該製品をAmazonにて2024.05.03に購入し使用しています。測定値の補正についてお尋ねします。 海水面を計測すると、別の温度計(接触式)の測定値との間に乖離があります。実例を例示します。  気温 20.5℃ (接触式デジタル温度計で計測)  海表面温度 

釣り場の水温を測る 2/3

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海中デジタル水温計を自作 ショアの釣り場のリアルな水温を知るために、海表面ではない適宜の水深で温度を測れる温度計を自作したので、シェアします。測定領域は、手元から10mのコードの届く範囲内に限られます。 安価な物ですが、本記事を参考にして作る方は多くないと想像できますし、作ろうとする人はDIYの経験者でしょうから、ヒント程度に簡単に記します。 材料は、 デジタル温度計 、 電線 、 自己融着テープ 、が基本で、水深維持のための 錘 と 浮き を取り付けます。後は電線を巻き取る物と、デジタル表示部を固定する物を適宜作ります。 作り方の基本は、デジタル温度計の本体とセンサー部をつなぐコードを切断し、間に10mの電線を入れて延長することです。接続部の防水が重要で、自己融着テープを使います。後はプローブを沈めるためのサビない錘になる物をセンサー近くに留め、コードの任意の位置に浮力体を付けます。 今回の自作では、錘(5号相当)を兼ねた銅管の中にプローブを収めて、電線で直に吊下げて使用する構造としました。 なお、本体とケーブルをつなぐケーブルを改造して10mの物に交換したら、 温度指示値が狂いました。 初期 コード交換後 コード延長した方が、1.6℃ほど高く表示するようになりました。これは、ネットの参考情報によると、「ケーブルを延長すると、ケーブル抵抗値増大によりセンサ(変換器)に加わる電圧(印加電圧)が低下するため」だそうです。 そのままでは使えないので、補正の指標を求めます。 実際の現場で使用する際の温度は、15~30℃程度なので、そのあたりの温度範囲で両者の差を見てみます。 A = 初期型   B = 改造後   2者の差のバラツキはコンマ以下の数値なので、単純平均を採用することにします。つまり、改造後の指示値から-1.8します。それに加えて、そもそもの指示値が氷水(0.0℃)の測定時に+0.7℃を示すので、この分も合わせて引くと、 指示値-2.5℃ が真正推定値ということになります。 右のカップ内の水温は読み替えて20.0℃とする 釣り場で水温を測る場合には、 棒状ガラス水温計 を使うことが多いと思いますが、手持ちなら読み取りまでのタイムラグによる誤差が小さいのであまり問題になりませんが、ロープで吊るして深い位置を測ろうとすると、読み取るまでの間に温度が変わってし

釣り場の水温を測る 1/3

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釣魚の周囲の温度を知る必要 水中(液体)で生きる魚は、大気中(気体)で生きるヒトと比べて過酷な温度変化の中に在ります。ゆえにヒトにとってはわずかな温度変化でも、魚は変温動物ゆえに、急変でなければ生死に直結はしなくても、その行動(移動や摂食等)には大きく作用します。 適水温(棲息温度範囲)にあるのか否か、前日との比較で水温が上がっているのか下がっているのか等、水温を知ることはとても大事なことなのです。 前者は居るのか居ないのかに関わるし、後者は食いが立つのか立たないのか、つまり釣れるのか釣れないのかに直結する要因になります。 居ないとすれば、竿を出しても無駄。食いが落ちるのなら、粘っても無理、という推測が成り立ちます。もちろん釣果には潮汐やベイトの存在等の他の要素も絡むので、断定はできないまでも、水温は極めて大事な要素になります。 前置きが長くなりましたが、釣り人としては、水温を知る必要があることは間違いないので、計測して知ることに異論は無いでしょう。 ただ、釣り人は科学実験のために海に行くのではなく、釣りをしに行くのですから、実釣での温度計測はなるべく簡便に行いたいものです。 水温計測の道具 いくつか考えられますが、どこを測るかで違ってきます。  離れた地点の水面 放射温度計 を使うことになるでしょう。 水中と水面では温度が異なるでしょうが、海面に触れられない場所などでは、この方法しかありません。  海中 センサー コードの長い プローブ付きの デジタル温度計 が適しますが、市販の安価な物には見当たらないので、 自作で改造   することになりそうです。  手の届く位置 内水面の足元を測るようなスタイルですから、ごく普通の棒状温度計が適します。 釣り具メーカー からも出ていますが、海で使うには、プラスチックケース付きの シンワ製 の物が安価で良いでしょう。 測り方、使い方がそれぞれ違うので、リンク先でご覧ください。 水温を測るくらいのことと侮っていましたが、なかなか厄介なことでもあります。 0. 何度の水温の上下で魚の活性が変わるのですから、あまりアバウトでは測る意味が無くなってしまいます。 海水温では、昨2023年に痛い思いをしました。北海道は 礼文島 まで鮭釣りに行って、9月末近くまでの滞在中に、ついに シロサケ の姿を見ることなく帰りました。その原因

"たな取りゴム"を自作して水深を測る

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釣り場で投入ポイントの水深を測定 魚が釣れる条件の第一と言われるのが 場所 です。加えて、陸っぱりの餌釣りではタナ(対象魚の泳層)が合っていなければ、餌を喰わせることができません。 そして多くの魚種では、誰もが釣りたい大物は、岸近く(仕掛けが届く)では通常は水深が深い場所の、底付近に居ます。なので、底から何センチor何メートルを狙うという必要があり、そのためには、仕掛け投入位置の水深を知ることが必須です。 何度もウキ下調整して試しながら探ることもできますが、一度の計測で水深を測れるのが、タナ取りの道具です。 市販品 もありますが、ここではタダ同然で作れる自作品を紹介します。 < 材料 > ステンレス線  外径1.2mm シリコンチューブ  外径3mm × 内径2mm 輪ゴム ここで紹介する材料は、オモリ・浮き=10号程度の物をフルキャストする際に使用できる物です。 < 作り方 > 1. ステンレス線を30mmに切り、両端をやすりで丸めてから、片端を曲げて持ち手とします。 2. シリコンチューブは7mm位に切り、輪ゴムは折った長さで25mm程度の輪にします。 3. チューブに通線ライン(仮)を折り返して輪ゴムを通し、引き抜いて輪ゴムinチューブにし、1.を挿し込みます。 < 使い方 > "タナ取りゴム"は仕掛けの最上部にセット 1. メインライン(道糸)をタナ取りゴムで挟みます。本来の実釣時の位置としては最もリール寄りの"浮き止め"位置になります。 2. 遠投前に、実釣時相当の浮きとオモリ単体を付けて足元に沈めてみて、浮き止めゴムの滑りを調整( ※ )します。スルスルと錘が沈んでいき、巻きとる際には浮き止めゴムがズレずに回収できるのが必要条件です。 3. ゴム調整済みの2.を実釣ポイントに投入し、浮きが落ち着い(横になっ)たら、直ぐにリールで巻き取り、タナ取りゴムが竿先に近づいたら、竿を置いてラインの残りの部分は手繰り寄せて手で回収します。 4. タナ取りゴムからオモリまでの長さが、投入位置のその時の水深になります。 5. 潮時表(基準水面に対しての ± 数値m)を見て補正し、その位置の水深を記録しておき、次回からはそれを基にして、その時の水深を算出します。日本海側では時による水深差