泳がせ釣りの餌は自分で釣る

タケノコメバル

ブリ、ヒラマサ、カツオ等の青物に始まり、ヒラメやマゴチのフラットフィッシュや、タイ、スズキ、ロックフィッシュ、タチウオ、アオリイカ等々のフィッシュイーターが、ショアからでも狙えるのが泳がせ(呑ませ)釣りです。

それぞれに適した活き餌の小魚を使うのがセオリーで、釣り餌店で購入することが一般的になっています。お金が潤沢にあり、かつ時間が無いという人は、それで良いでしょう。

でも逆に、時間はあるが財布が軽いという私のような者は、釣り餌は自分で調達するのが自然です。貝やカニを獲るのと同じです。そこから始まる遊びも、良いものです。

というわけで、私は泳がせ釣りの活き餌は、買ったことがありません。当然ながらベストの餌を得るのは難しいので、釣果は多くを望みません。

先日の北陸への車中泊釣行では、狙ったアオリイカキジハタには振られたものの、格落ちの代役が顔を見せてくれました。

活き餌の小メジナで釣れた魚

アオリイカの泳がせ釣り(浮き流し&ヤエン)のためにアジを釣るつもりで行ったところ、福井県嶺南地方では、ほとんどアジが釣れていませんでした。


仕方なく足元の 小魚釣り をしました。小メジナ中心に、キューセン、小メバル、スズメダイなど。

それらを活き餌にしてアオリイカを狙った越前漁港では、繁茂した海藻に苦戦してボウズ。敦賀新港に 活魚輸送 して転戦し、やっとのことで釣れたのが、これ。マエソです。


消化器解剖したら、活き餌にしていた小メジナが入っていたので、食道の柔軟性にビックリでした。

私は小骨だらけの マエソ の食べ方を知っているので、冷凍して持ち帰り三枚におろして骨切りし、フライにしました。白身でクセも無く、それなりの美味でした。

死に餌のネンブツダイで釣れた魚


今回の餌用のネンブツダイは、2022年4月に訪れた西伊豆・戸田湾で釣って、バラ凍結しておいた物です。


釣り場に選んだ"海老江海浜公園(新潟県)"は初めての場所で、キジハタ狙いの夜釣りでした。釣り座は傾斜のある石積み護岸で岸寄りには5m幅で海藻が海面を埋め尽くすという悪条件でした。

パイプ天秤 と モルタル錘 を使った 死に餌ネンブツダイブッコミと、底から立てる胴付3本針仕掛け に小メジナの短冊切身で、臨みました。

後者にはクサフグのみ。前者に釣れたのが冒頭写真のタケノコメバルが2尾。口が大きいだけに、さして大きくもない23㎝の魚体ながら、アタックしてきました。

2週間近くも北陸をうろついて結果がこれでは、寂しい限りですが、旅暮らしの練習中なので、まっ良いでしょう。

振り返ってみると、過去には、俗称キンギョ(ネンブツダイ、クロホシイシモチ等)の活き餌で カサゴ タチウオ ハモ 等を釣ってきました。

泳がせ(呑ませ)釣りは、多くのヒットは望めませんが、面白い釣りですね。餌代がゼロなら、時を遊ぶには最適です。

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