夜釣り・遠投・中通し・自立 浮きを自作
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| 自作 方向浮き_テスト |
遠投には糸絡みが付きまとうので、中通しは有効です。夜釣りとなると灯りが載るのでなおさらです。寝ウキでは波にもまれて見えにくいので、自立も必要です。
このウキが必要になった具体例は、タチウオ(夜釣り)仕掛けを、沖に(遠投)投げ込んで、スルスル(中通し)と自重のみで降下させ、灯りを見やすく(自立)する、ということを企図したのです。一言で言うと、完全フカセ釣りで使う"方向浮き"です。
ワイヤーハリス・針+餌 だけをタナフリーで可能な限りゆっくり沈めたいのですが、釣り場独占で無い限り、仕掛けの位置を知らないと、オマツリの原因となります。それを避けるための、仕掛けの位置(方向)を示す浮きです。
仕掛けが沈む速度は、水中での仕掛け一式の重さ -(浮きを通るラインの摩擦抵抗+PEラインの浮力+沈降抵抗)で決まるので、かなり複雑です。必要に応じて錘を付加することになるかもしれません。それは使う餌にも左右されるので、現場合わせになります。
そんな、少々厄介な浮きの設計を考えて鬱々と過ごした数日間に脳内で浮き沈みした素材の中から、最後に残ったのが、これです。中空の発泡樹脂パイプ です。
そもそもは(エアコン冷媒配管等)断熱目的の発泡樹脂パイプです。Amazonの商品説明では"発泡スチロール製"となっていますが、他の同様商品の説明には"材質=ポリ塩化ビニル"となっていて不明です。私の推測では、ニトリルブタジエンゴムのように思います。これを選んだ理由は、錘と(ライン案内)パイプの内蔵工作のし易さです。
<材料>
すきまスティック 外径13mm
熱収縮チューブ 外径2.5mm
中通しオモリ 12号
その他 接着剤、ビルテープ
ラインを通す内蔵パイプには、今回は熱収縮チューブを使います。以前に プラパイプ (スチロール樹脂=PS) を使ったら、PEラインに削られた経験があるので、変更しました。耐熱性を考えるとシリコンパイプの方が良いと考えられるのですが、摩擦の少なさを重視しました。熱収縮チューブは約80℃以上になると塑性変形しますが、耐久性は実釣で検証します。
<作り方>
1. すきまスティックを40mmに切り、片端に浮きトップ差し込み用の5mm径20mm深さの穴を 彫刻刀 で掘ります。
2. 断熱ゴム管を100mmに切り、1.に接着剤を少量塗布して断熱ゴム管とすきまスティックがツライチになるまで差し込みます。一夜養生します。
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| 方向浮き_パイプ通し ・・上から引き抜く |
5. オモリの上半分に接着剤を塗り、断熱ゴム管の下の穴から(熱収縮チューブとともに)挿入し、乾き始めたら下端の隙間に接着剤を少なめに埋め、断熱ゴム管とオモリがツライチになるようビニールテープで下端を巻き締めます。はみだしがあるなら、切り取ります。巻き締めは空気抵抗軽減のためですが、必須ではありません。先にタコ糸などで巻き締めておくとテープが張りやすいです。
7. 浮きトップの下部3段に接着剤を付け、1.の穴に挿し込みます。
8. 上下面の吸水防止のために、接着剤を塗布します。ひと晩養生して、完成。
(※)以外には特に難しい手技はないので、誰にでも作れます。
材料代は1個あたりにすると、300円未満のはずですから、市販品との差は大きいですね。ただし、スマートではない形ゆえに空気抵抗が大きく、仕掛け一式を運ぶトレーラーでもあるので、重さの割に飛びません。それでも、コストとの見合いで納得できます、私は。飛距離の必要度により、錘の軽重を調整する際には、断熱パイプの長さ等の調整も必要です。
(※)径1.0程度の硬線の先端を曲げ小さなフックを作り、熱収縮チューブに開けた穴に掛けて引き上げます。
(※)中通しオモリの穴径は2.5mmですが、そのままでは内径1.5mmのチューブの挿入ができず、2.7mm径のドリル で穴を拡大して通しました。鉛はドリルの刃に食いつくので危険作業です。十分に注意しましょう。0.1mm未満の差が原因なので、両者を突合しないと、削る必要の有無は分かりません。
<使い方>
・見ての通りの物ですから、説明は1点だけです、浮き内のパイプへのラインの通し方です。ナイロンやフロロなら自力で通るでしょう。PEラインの場合には製作時に使った導線(※)を使います。
・浮き(仕掛け)投入時には、餌を向こうに落とすよう、着水直前にサミングして、一直線に着水させることが大事です。こうすればカラミません。
・浮きトップとすぐ脇から延びるラインが干渉する危険がありますが、実釣では、ほとんどトラブルにはなりません。それでもトラブル防止のためには、投入直後と時おりラインを張って、未然にカラミを防ぐことです。
・仕掛けをフリーフォールさせる目的で作りましたが、ラインに浮き止めを付ければ、食わせタナを固定することも可能です。浮き止めは、ナイロンやフロロのラインなら 浮き止め糸 ですが、PEなら タナボケなしで後付け できる方法が便利です。
このウキ無しには実現しない釣法で狙うドラゴン太刀魚。10月になったら豊後水道と紀伊水道方面へ行ってきます。過大な期待はしませんが、出会えたら、釣れたらスゴイですね。
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