プロマリン アオリマスターAM4000は使えるか
アオリイカ釣りは釣り方が多様で、同じ餌釣りでも、浮き釣りなら汎用スピニングリールで間に合いますが、ヤエン釣りは頻繁にドラグ操作が必要になるので、リアドラグの物が望まれます。
しかし、汎用リールのように種類が多くは無いので、選択肢は限られます。多くの釣り人は、トップメーカーの数種類から選ぶのだと思います。
それなら大外れが無いのは当然ですが、やはり比較すれば高価ですから、プアマンの私は日頃よりチープな物から選びます。その結果、2024年秋に購入した 安価なリアドラグリール ではハズレを引きました。
今度は大人しく シマノ か ダイワ にしようかと一旦は思ったのですが、、。衰退途上国の年金暮らしの者が贅沢をするのは如何かと思い、またまた失敗覚悟の安価なリール プロマリン アオリマスター を選びました。
既にアオリイカのシーズンは、自分の中では終わっているのですが、来春の親イカに備えるだけでなく、このリールは ブッコミ釣り にも使う予定です。
リールをフリーにしてラインを送り込んで、、、という時には、クラッチ付きのリアドラグ機能を備えていると、最適なリールになりますから。
アオリマスターAM 実釣使用前の感想
1. 重いですねー、今時のリールとしては。基本は置き竿で使うので、自分的には支障なしですが、400g ですから。失敗だったAL3000 が軽くて華奢な作りだったので、重い分、ガッチリしているこちらの方が安心感があります。AM2000番、AM3000番ともに380gと、20gの違いなので糸巻き量の多いAM4000番を選びました。
2. ドラグがリアとフロントの両方にあって、それぞれ機能するのが、イマイチ分かりにくいです。どこにも説明が無いので??。
3. 仕様が、ベアリングボール/ローラー：4/1 なので回転は滑らかで、価格的には妥当(少し安価)かと思います。
4. ドラグの滑りがスムースさに欠けます。ドラグフリー時のラインの出はスムースで、音も良し。
5. ハンドルを左右入れ替える際に、スルリとは入らず、一度返品しました。あらためて別のディーラーから購入する際にも確認したので、力を入れて押し込んだら収まりました。部品精度が悪いだけのようです。
6. ハンドル反対側のキャップのねじ込みが、相互に樹脂部品のようで、強くねじ込むとネジ山を舐めます。セロテープ1枚で隙間調整しました。
7. ハンドルが畳めるのは良い。
8. 無負荷で巻いている時には気付かなかったのですが、自作の おもり一体型遊動パイプ天秤 の投入テストで使用した際に、2台の内の片方で、巻取回転時にスレ音がしました。原因は不明ですが、わずかな異音なので、無視することにします。ルアー用のリールなら、アウトですが。
アオリマスターAM のドラグ使用方法
リアドラグ、フロントドラグ、クラッチ、3つの使用方法です。なにしろ取説もパーツリストも無く、ビニール袋にゴロンと物だけのバルク売りですから、使用方法は自分で考えるしかないのです。お馬鹿サンには使えないリール、なんでしょうね。
クラッチが付いているのですから、クラッチでドラグのON・OFFすることが、まず前提と考えます。そして、クラッチON？の時には、チリチリするするとラインが出なくてはいけないので、そのようにドラグ調整します。ところが、それをフロントでするのかリアでするのかで悩みます。ん？、ON・OFF？の意味が？。
現物を操作して分かった結論を言うと、
・リアドラグ＝クラッチON時のラインの滑りを調整
アタリ待ちでドラグをフリーにした時のラインの出方(抵抗)を締緩で調整
・フロントドラグ＝クラッチOFF時のラインの滑り調整
魚を掛けてからのやり取りの際に締緩でラインの出方(抵抗)を調整
・クラッチ＝ドラグのON(リアドラグ有効)・OFF(フロントドラグ有効)
ということのようです。
実釣では、クラッチON(アタリ待ちの時)のラインの滑り抵抗調製はリアで行い、魚が掛かったらクラッチOFFにしてやり取りし、その際のドラグ調整はフロントで行う、のですね。
この アオリマスターAMのクラッチとドラグの配置、操作、表示等が直感的操作を拒否するような分かり難さと感じるのは、私だけでしょうか。まっ、慣れれば問題にはならないのかも、ですが。
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