泳がせ釣りの活き餌が小さい時は親子2段針で
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| ハゼ餌泳がせ釣り_親子2段針下あご外掛け |
餌と鰓耙の関係
パン粉コマセ でアジは釣れますが、ブリは釣れません。なぜならアジはパン粉を食いますが、ブリはパン粉を食わ(え)ないからです。
そもそも大魚を釣るのに小さなエサは向かない、そう考えるのが普通です。では、小さな餌で大魚(フィッシュイーター)が釣れないという、その大きさの基準は何でしょうか。
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| クロガシラカレイの鰓耙(歯のように見える部分) |
この鰓耙はフィッシュイーター(魚食魚)では隙間が広く、プランクトンフィーダー(プランクトン食魚)では狭いのです。濾し取る餌に合わせているのです。上の写真のクロガシラカレイでは、隙間は2mm程度に見えます。
仔魚→稚魚→幼魚と成長するにしたがって食性(餌の種類とサイズ)が変わるのは、成長に伴って鰓耙の隙間が拡がることと関係していると考えられます。
丸吞みタイプのフィッシュイーターで鰓耙隙間の大きな魚はスズキや青物系です。生きた魚を主食にしているので、それが濾し取れればいいので、隙間は大きいのです。
ただし、濾し取れる限りの小さい餌も、当然ながら食べます。魚の世界の生存競争は厳しいので、基本的に選り好みはしません。小さい魚でも鰓耙の間隙より大きければ、餌となり得ます。
捕食-被食関係の実例から
一例を挙げます。ヒラメやマゴチの泳がせ釣りに使われる活き餌のマハゼです。夏から秋には同じ底層に棲んでいるのですから、明らかな捕食-被食関係にあり、好餌です。
マハゼは細長い魚で素早く動くので、地味な体色(人の目には)に似ず捕食魚への訴求力は大きいと考えて差し支えないでしょう。しかし、体重から見るとかなり小さい魚です、長さとの対比では。
写真(下)の8センチ以上でも、ショアから届く海域の捕食者に対してなら立派に活き餌として通用しますが、ターゲット用の大針で背掛けにするのは無理です。頭部に刺したいところですが、頭が小さいうえに頭骨が硬くて困難です。
活餌小魚を弱らせない針掛け
餌魚が小さいと、1本の針で ①餌魚を維持する ②狙う魚を釣り上げる という二つの目的を同時に果たす針掛けは難しいのです。
そこに登場するのが 親子2段針 です。ターゲット用の大針にハリスを介して餌魚用の小針を接続し、その小針に活き餌魚を刺し付けるのです。
獲物用 針=ムツネムリ13号 ハリス=フロロ4号
活餌用 針=丸せいご10号 ハリス=ナイロン1号
丸吞みタイプのフィッシュイーターは、餌の小魚を頭から口に入れ、飲み込みます。魚を飲み込んだ際に、親子2段針の接続が外れなければ、獲物用針も一緒に口に入ります。そして、その大針で針掛かりすることになります。
仕掛けは自作になるでしょうが、トラブル無く揚がるよう、細部にも注意します。針結びには 焼きコブ をお忘れなく。完璧を期すなら、接着剤も使用しましょう。
泳がせ釣り親子2段針の留意事項
・活き餌の小魚に刺す小針は、小さいながらも返しが大きめの針を選びます。ハリスは細く(1号以上)、短め(2cm未満)にする。
・獲物用の針は狙う魚種とサイズ次第ですが、可能な限り細い(線径)物にして軽くし、活き餌への負荷を下げます。種類は吸い込まれやすいネムリ針(チヌ針や伊勢尼でも可)が向きます。
・活き餌への針掛け方法は、弱らせることとの兼ね合いを考えつつ、外れにくい、身切れしにくい位置に挿します。魚種次第ですが、鼻掛け、鼻骨(頭骨)掛け、下あご掛け、が向きます。
・完全フリーで泳がせると、2本針+ハリスの負担に耐えかねて、姿勢が維持できなくなる可能性があるので、吊下げスタイルの仕掛け(浮き流し、ブッコミ吊下げ、エレベーター宙吊り等)が望ましいです。
・底で泳がせると、砂泥に潜って隠れるだけでなく、底の障害物に大針が掛かる危険があるので、底を切って泳がせる必要があります。
※ ハゼの場合には、頭骨が硬いので、針を刺し通すには魚体に無理な力が掛かって傷むので、下あご掛け が向きます。
・おわりに・
泳がせ(呑ませ)釣りは、ショアからの釣りでは大物が楽して釣れる魅力的な釣法です。小物のサビキ釣りなどとは比較にならない低確率ですが、魅力十分です。
ただ、チャンスロス無く釣るには、どんな状況でも竿が出せるよう、この親子2段針のような仕掛けの準備と 活き餌の調達 が大事です。
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